2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「ブラック会社で出会ったモンスター社員たち/高橋咲太郎」

献本頂いた本です。いわゆるブラック企業の不動産会社の法律関係の部署に勤める著者が会社と社員のとんでもない言動を書き連ねる裏話的な本です。 そういう方面にご興味がある方はどうぞ。ブラック会社で出会ったモンスター社員たち高橋 咲太郎 彩図社 2012-…

「廃墟チェルノブイリ/中筋純」

はからずも世界最大規模の廃墟となってしまったチェルノブイリ。他の廃墟本と違ってもう言葉はいらない、って感じ。 そういえば今、彼の地ウクライナでユーロ2012が開催されているっけ・・・。廃墟チェルノブイリ Revelations of Chernobyl中筋 純 二見書房 …

「千里眼事件―科学とオカルトの明治日本/長山靖生」

鈴木光司が「リング」で山村貞子の母親のモデルにした「千里眼」御船千鶴子、長尾郁子を巡るスキャンダルの経過。テレパシーの歴史について知りたくて読んだけれど、千里眼事件を日本の閉塞した状況と結びつける筆者の論調はちょっと狭すぎかなと思う。テレ…

「同人音楽とその周辺: 新世紀の振源をめぐる技術・制度・概念/井手口彰典」

ボーカロイド関連書籍なので読んでみました。タイトル通り論文的考察でちょっと堅苦しく、同人音楽の魅力を知りたかった自分とはミスマッチでした。 まあ大学の紀要とかに書いた文章とかだったら仕方ないかな・・・。同人音楽とその周辺: 新世紀の振源をめぐ…

テオドール・リップスの「感情移入」

エンパシーの元概念として哲学者・心理学者テオドール・リップスの「感情移入」が引き合いに出されるんだけど、これはぼくらが普通思い浮かべるような「感情移入」とは全然違うものも含んでいる。リップスの「心理学原論」の「幾何学的錯視」の項に次のよう…

「廃墟、その光と影/田中 昭二 中筋 純」

鉱山・バラード・タルコフスキー系の美しい廃墟に、映像監督である田中氏のポエジーが添えられています。写真は「廃墟本」シリーズの中筋純さんですけど、ライターの違いで随分違うものになりますね。軍艦島で、そこで生まれた女性と島を巡るなんてなんかほ…

06月15日のつぶやき

23:14 フルールノワ、野尻抱影が訳しているんだね。 23:04 @marco11 さんきゅう [in reply to marco11] 23:02 @marco11 お幸せに。 [in reply to marco11] 22:55 @marco11 まるこも夫ですか! [in reply to marco11] 22:53 @marco11 マ儿コは最近何してるの…

「猟奇博物館へようこそ ─ 西洋近代知の暗部をめぐる旅/加賀野井秀一」

現代に残るヴァンダーカマーを巡る記録。 Antoine Wiertz 子どもの頃世界妖怪図鑑か何かで見た記憶があるね。 Ode to an Anatomical Venus (Clemente Susini) 美しいけどグロいの苦手な人は注意。16歳の少女の遺体がモデル。髪の毛もその少女のものを埋め込…

06月14日のつぶやき

21:40 [MM登録] 日本巫女史 (中山太郎歴史民俗シリーズ 3) http://t.co/z2xq0szJ 21:04 [MM登録] 「三国志」の政治と思想 史実の英雄たち (講談社選書メチエ) http://t.co/wRF5ywoe 21:01 Family "It's Only A Movie": http://t.co/7KL1zdMC v?a @youtube 20…

「村上春樹の「物語」―夢テキストとして読み解く/河合俊雄」

「1Q84」に関しては佐々木中さんの「生への侮蔑、『死の物語』の反復」を読めば十分と言う気がしています。 村上春樹はオウム批判をしつつ、オウム事件の反覆を天吾と青豆に演じさせている・・・ プレモダンとしてのカルトが超越性というキーワードでユング…

06月13日のつぶやき

23:10 この但し書きに笑った: 片山恭一「世界の中心で、愛を叫ぶ」の結末に触れています。未読の方はご注意ください。 「謎」の解像度/円堂都司昭 23:00 #NowPlaying "Stop The War: Black Merda" on YouTube - http://t.co/qpGZiH3a 22:01 #NowPlaying "H…

マルガレーテ・ミッチャーリヒ

フェミニズム系のセラピスト、マルガレーテ・ミッチャーリヒが94歳でなくなったそうです。 International Psychoanalysis » Blog Archive » Famed German Therapist Margarete Mitscherlich Dies 女性と攻撃性―男女の攻撃本能の精神分析マルガレーテ ミッチ…

「夢幻紳士 幻想篇/高橋葉介」

多分「マンガ少年」での出会いからしばらくは夢中になって読んだのですけれど、いつしか距離ができて読まなくなってしまいました。 しかし久々に読んでみると、この変わらない世界観がやっぱり良いですね。読んでない本がたくさんあるのでしばらくは楽しみに…

06月12日のつぶやき

23:04 五秒くらい考えた。 23:01 Terry Knight & The Pack - Three Best Songs from REFLECTIONS: http://t.co/exgf0voq v?a @youtube 22:01 #NowPlaying "Dave Bixby - Drug Song [Ode to Quetzalcoatl] 1969" on YouTube - http://t.co/4UDQzScq 21:04 STU…

「もののけ草紙 四/高橋葉介」

高橋葉介版クトゥルーの世界。四から読んだので今ひとつ状況がわかっていませんが。もののけ草紙 四 (ぶんか社コミックス)高橋 葉介 by G-Tools

06月11日のつぶやき

23:01 #NowPlaying "Ramesses - Possessed By The Rise Of Magik" on YouTube - http://t.co/RAH7lgmo 22:50 #NowPlaying "Public Image Ltd (PiL) - One Drop (official promo video)" on YouTube - http://t.co/Ae1Ruwfa 22:44 #NowPlaying "Woima Collect…

「テレパシーと科学/キタイゴローツキー 匹田 軍次」

思考伝播やテレパシーの歴史についての真面目な歴史を知りたかったんですが、ひっかかるのはオカルト本ばかり。大学の図書館にあったものを借りてみましたが、これはテレパシーを科学的に批判する、トンデモ本の元祖みたいな本でした。1970年で「えせ科学」…

06月10日のつぶやき

17:29 [MM登録] 私、こんなに「うつ」なんです。 http://t.co/7F4NyviE 00:56 「式神からテレパシーへ エンパシー・感情移入・情動共振を巡って」 書き始めた。とりあえず1000字。上限はないけど10000字くらいかな? Powered by twtr2src

「震災と心のケア 子どもの心の傷がPTSDになる前に/片山 和子 湯汲 英史 石崎 朝世」

小児科医、サイコロジスト、言語聴覚士による一般向けの震災時の子どものケアに関する本。読みやすいです。 手書き文字のはいったイラストも良いですね。 ゼミ聴講だけでも経歴に書かれるところがさすが河合隼雄先生ですね。震災と心のケア 子どもの心の傷が…

06月09日のつぶやき

23:54 スガシカオと灰野敬二の対バンかと思った・・・ QT @tama5kake: スガシカオ、灰野敬二のライブに行ったら客が二人しかいなかったことにその世界の厳しさを感じてソウルに走った、と新聞のインタビューに答えてたのが面白かった [in reply to tama5kake…

「ももこの21世紀日記 04/さくらももこ」

息子が読んでいたのを自分も読んでみました。さくらさんの息子さん「ああ、お母さんがまる子だなんて、お母さんてかわい〜っ」ってきみの方が可愛いよ。あと、リアルたまちゃんのお父さんがまんがに描いてもらったことをよろこんでいて、亡くなったときに愛…

06月08日のつぶやき

22:46 業務独占なんて話は全然出てないのに、いろいろ不安になっちゃうんだろうね。 22:39 [MM登録] ホメオパシーと占星術―ホロスコープからわかる25のホメオパシー的人格タイプ― http://t.co/bSIlvTlL 22:39 [MM登録] 発達障害という希望―診断名にとらわれ…

「中井久夫著作集 2巻―精神医学の経験/中井久夫」

サリヴァン関連だけ読み返しましたが、エンパシーのことはでていませんでした。中井久夫著作集 2巻―精神医学の経験中井 久夫 by G-Tools

「ブラック会社で出会ったモンスター社員たち/高橋咲太郎」

著者の高橋さんから献本頂きました。また読みおえたら感想をアップロードしたいと思います。ブラック会社で出会ったモンスター社員たち高橋 咲太郎 彩図社 2012-05-25売り上げランキング : 158124Amazonで詳しく見るby G-Tools

エンパシー文献

前回の「治療の聲」のサリヴァン論文、孫引きでお茶を濁していろいろ間違っていたことが判明。いろいろググってみると、むこうの古い本は結構オンラインで見られるね。日本の図書館もちょっと見習ってほしいな。 Vischer, Robert (1873) - Ueber das optisch…

「3.11後に「心のフタ」が壊れてしまった人たち 「疑似被災」という病/堀之内高久」

何かタイトルだけ見て、バッシング本かと思ってしまいましたが、「擬似被災」っていうのはTVなどで間接的に心理的ショックを受けた人という意味でした。擬似というとどうしても pseudo- 偽のをイメージしてしまうので virtual の訳語としては不適切だと思い…

06月07日のつぶやき

23:23 @syozikini その瞬間にしないとすべて忘れるタイプなので。よろしくです。 [in reply to syozikini] 23:17 まあそもそも臨床心理学会を抜けざるをえなくてしょうがなく心理臨床とひっくりかえしたのを新しい学問だみたいにいいくるめるところが病んで…

「私、こんなに「うつ」なんです。/青井花 澤田康文」

著者は元パティシエの女性。勤務先の倒産、転職などをきっかけにうつ病発症。初めはパキシルだけではいろいろな環境の変化に追いつかず、リタリン(がまだうつ病に投与されていた頃)、アルコール依存、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬飲み過ぎでちょっと慢性化…

06月06日のつぶやき

23:29 素晴らしい道に迷い具合「TOKYO0円ハウス0円生活/坂口恭平」 2012-06-06 - 裕’s Object Relational World http://t.co/kODnBbwP 23:29 [MM登録] 吉阪隆正の迷宮 http://t.co/P6k6WsEQ 23:29 [MM登録] 乾燥なめくじ―生ひ立ちの記 http://t.co/dZcuZ1…

「ココロの復元力!―災害時のメンタル力を高める! “揺れ”に負けないハートメンテナンス/前田京子」

メンタル関係は三分の一程度であっさり。のこりは放射能・地震などの科学的解説といざというときの避難&サヴァイヴァル法など。 ココロの復元力!―災害時のメンタル力を高める! “揺れ”に負けないハートメンテナンス ([テキスト])前田京子 by G-Tools