ラカン

「ラカン派精神分析の治療論―理論と実践の交点/赤坂和哉」

ラカン派ではタブーの事例の生のやりとりを記載した若手の分析家による治療論。アマゾンのレビューとかみるとやっぱりというようなカルト精神分析的書き込みがありますが、それでもあえてこのテーマに挑戦されたのは偉いと思います。とはいえ筆者の事例は10…

夜戦と永遠 フーコー・ラカン・ルジャンドル/佐々木中

やっと読み終わった、というかラカンについて書かれた前半三分の一は面白かったのだけど、ルジャンドル、フーコーに関しては基礎知識不足からかだんだんついていけなくなってフェード・アウトという感じ。こんな博士論文提出されたら指導教員も評価に困るよ…

ラカン派精神分析入門―理論と技法/ブルース・フィンク

原題は "A Clinical Introduction to Lacanian Psychoanalysis - Theory and Technique" でなぜか邦題は "clinical" だけけずっちゃったんだよね。「臨床」と「ラカン」というミスマッチなものがタイトルに並ぶところがキモなのにね。"Practical Jung" みた…

緩和ケア ー精神分析になにができるかー/ミッシェル・ルノー

緩和ケアとラカン派精神分析という意外なつながり。緩和ケア ー精神分析になにができるかー加藤 誠 岩波書店 2004-02-22売り上げランキング : 371497Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 死をみるこころ生を聴くこころ―緩和ケアにおける心理士の役割 真実…

妄想はなぜ必要か ラカン派の精神病臨床/コンタルド・カリガリス

妄想はなぜ必要か―ラカン派の精神病臨床小出 浩之 西尾 彰泰 岩波書店 2008-03売り上げランキング : 142576Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 いまなぜ精神分析なのか―抑うつ社会のなかで ラカン派精神分析入門―理論と技法 関係精神分析の視座―分析過程…

「臨床心理学」という近代/大森与利子

【購入数】★★★★★★★ 臨床心理学という近代知を読み直す!近代を批判的に透視したフロイト、マルクス、ラカン、アルチュセールらの理論や 社会学の知見にも依拠し、「共生・共存」に根差した「節度の臨床心理学」復活への道筋を探究。市場競争原理に取り込まれ…