愛書

「編集者の仕事―本の魂は細部に宿る/柴田光滋」

本の細部に込められたさまざまな編集者の気配り。新潮文庫などに着いてくる紐状の読んだ位置にはさむものはずっと「しおり」と呼んでいましたが、正式には「スピン」なんですね。編集者の仕事―本の魂は細部に宿る (新潮新書)柴田 光滋 新潮社 2010-06売り上…

古書女史ふたりの往復書簡 「ふたりの本棚 ナリコとノリコの往復書簡/近代ナリコ 市川慎子」

ふたりの本棚 ナリコとノリコの往復書簡近代ナリコ 市川慎子 出版芸術社 2010-06-11売り上げランキング : 261997Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 鳥を探しに 尾崎翠 (KAWADE道の手帖)

「続々裁判官の書斎/倉田卓次」

マゾヒズム伝記SF『家畜人ヤプー』の作者ではないかと疑われた裁判官のエッセイ集。 前半は書籍紹介。藤子・F・不二雄、南方熊楠、回文、中井英夫、松岡正剛など。 後半は裁判関連の文章。巻末には何と偽史『東日流外三郡誌』のビリーバーとして有名な歴史…

おもいっきり本が読みたくなる 「松岡正剛の書棚―松丸本舗の挑戦/松岡正剛」

ビブリオマニアのけはあんまりないと思うのだけど、なかなか専門外の本を読む時間がない。もっと思いっきり本が読みたくなる一冊。松岡正剛の書棚―松丸本舗の挑戦松岡 正剛 中央公論新社 2010-07売り上げランキング : 32759Amazonで詳しく見るby G-Tools関連…

「続・裁判官の書斎」

愛想のない続編のタイトルですけど、これで驚いてはいけません。三冊目は「続々」、四冊目は「続々々」です。 興味深かったのはハードSF作家の石原藤夫との交流。石原藤夫が作ったSFマガジンの索引の誤植を著者がしてきして手紙のやりとりがあったんだって。…