批評

「砕かれた大地に、ひとつの場処を---アナレクタ3/佐々木中」

ラカンとか語りつつ、twitter で@を飛ばせば問いに答えてくれる。佐々木さんのフットワークの軽さは素敵ですね。 円城塔、安藤礼二、佐藤江梨子など多彩な顔ぶれとの対談。丸谷才一への罵倒。ルワンダ虐殺・レイプを扱った写真集「ルワンダ ジェノサイドから…

「この日々を歌い交わす---アナレクタ2/佐々木中」

対談や講演などを集めたものだけど中身は濃い。まったくフリーインプロビゼーションの講演で詩を暗唱する佐々木さんのライブ感覚に痺れますね。お勧め本のところはコピーしときました。この日々を歌い交わす---アナレクタ2 (アナレクタ 2)佐々木 中 河出書…

機械の身体のエロティシズム 「サイボーグ・フェミニズム/ドナ・ハラウェイ 他」

水声社の増補版。原稿が加えられている変わりに、トレヴィル版にあった写真などは削られている模様。サイバーフェミニズムSF批評。サミュエル・ディレイニーも書いてる。 自分のSFは高校生くらいまでで停まっていて、後はディックと神林長平くらいしかなく、…

フラジャイル 弱さからの出発/松岡正剛

フラジャイル 弱さからの出発 (ちくま学芸文庫)松岡 正剛筑摩書房 2005-09-07売り上げランキング : 65392Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 ルナティックス - 月を遊学する (中公文庫) 日本数奇 (ちくま学芸文庫) 山水思想―「負」の想像力 (ちくま学芸文…

ボディ・クリティシズム―啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化/Barbara Maria Stafford

レファランスだけで百頁近く、総計七百頁に及ぶ大著です。 やや博覧強記に煙に巻かれる感じがするところは、訳者の高山先生の文章と似てますね。ボディ・クリティシズム―啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化Barbara Maria Stafford 高山…

月光果樹園―美味なる幻想文学案内/高原英理

筆者が20年にわたって書きためた評論をまとめたもの。統一感はないですが、おもしろく読めます。足穂へのオマージュの短編小説もひとつまじっているところがうれしいですね。月光果樹園―美味なる幻想文学案内高原 英理平凡社 2008-05売り上げランキング : 40…