関係としての自己/木村敏
長いこと精神病理関係の書籍は読まずにいました。「分裂病の現象学」を読んでから20年近く、木村先生の御著作にもふれずにきました。久しぶりに読んでみてもやっぱり難しいです。クオリアだのなんだのこの20数年でまたまたはるか遠くに進んでしまわれたという印象です。
哲学的な議論よりも「自明性の喪失」(39歳の時の著作!)のブランケンブルクが木村先生らを迎えるための電車の中で亡くなったこと、その生き様などがこころに残りました。
関係としての自己 | |
木村 敏 みすず書房 2005-04-22 売り上げランキング : 26,673 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 時のしずく 偶然性の精神病理 人と人との間―精神病理学的日本論 異常の構造 自覚の精神病理 新装版―自分ということ |
こちらは未読です。
自明性の喪失―分裂病の現象学 | |
W.ブランケンブルク 木村 敏 みすず書房 1978-01 売り上げランキング : 282,787 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 精神病理学臨床講義 ひき裂かれた自己―分裂病と分裂病質の実存的研究 カプラン臨床精神医学テキストDSM‐IV‐TR診断基準の臨床への展開 異常の構造 セックスボランティア |