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精神科医の神田橋條治先生も「雰囲気」の重要さは強調されている。高良先生のこの著作も、クライアントとのインターフェイスなど表層の部分に焦点を当てているところがおもしろいし、そこが現実にクライアントと向き合うときに一番重要なことでもある。(見立てだとか診断とかたいていそこで得られた情報から後付でされるものだし)。雑談とか、希望を与えることの重要さを明示している面接の本って結構少ないと思う。集団精神療法、サイコドラマという高良先生の得意技も、個人面接の技法に生きていると思います。おすすめします。
雰囲気としての心理面接―そこにある10の雰囲気 | |
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