ナラティブ・ベイスト・メディスン 臨床における物語と対話/トリシャ・グリーンハル ブライアン・ハーウィッツ


内容(「BOOK」データベースより)
本書は医学界に強調されてきた「根拠」や「統計」「科学性」に対する補完的な意味をもつ考えであり、新しい時代にかなったパラダイム・シフトを医療者に求める、Narrative Based Medicine(NBM)の意味とその重要性を提示する画期的な書物である。

内容(「MARC」データベースより)
医学界に強調されてきた「根拠」や「統計」「科学性」に対する補完的な意味をもつ考えであり、新しい時代にかなったパラダイム・シフトを医療者に求めるナラティブ・ベイスト・メディスン(NBM)の意味とその重要性を提示。

目次
推薦の辞 河合隼雄 iii
日本語版への序 
序文 ハワード・ブロディ
謝辞 トリシャ・グリーンハル,ブライアン・ハーウィッツ
第1部 概   説
第1章 なぜ物語りを学ぶのか? トリシャ・グリーンハル,ブライアン・ハーウィッツ
第2章 世界としての物語り アンナ・ドナルド
第2部 病いの物語
第3章 中央値は何も語らない スティーブン・ジェイ・グールド
第4章 私の人生が変わった晩 ロバート・マックラム
第5章 血友病サバイバルガイド ドナルド・ベイトマン
第6章 死に逝く人々の物語―ホスピスケアにおける記述療法 ギリー・ボルトン
第7章 小児てんかんの物語り―「わたし,てんかん? それともてんかんがわたし?」 ヘンリエッタ・ワインバーン,パラミット・ジル トリシャ・グリーンハル
第3部 医療における物語り
第8章 痛みの物語り リチャード・ベイリス
第9章 物語に寄り添って―一般診療におけるケアの継続性 イオナ・ヒース
第10章 実地医療における精神保健と物語り ジョン・ローナー
第11章 セイレーンと迷い犬とヒルダ・トムソンの物語り マーシャル・マリンカー
第12章 外科と物語り ジェームズ・オーエン・ドライフ
トムへ トリシャ・グリーンハル
第4部 物語りの学習と教育
第13章 医学における文学 スティーブン・ラックマン
第14章 医学部教育で人文学を教えること ハリエット・A・スキアー
第15章 英国医療における「黄金の語り」 スチュアート・ホガース,ララ・マークス
第16章 看護,物語りと道徳的想像力 P・アン・スコット
死者の記録―一般診療における瞑想と調査 ブライアン・ハーウィッツ
第5部 ヘルス・ケアにおける物語りの理解
第17章 聴く物語と語る物語―臨床現場における会話の分析 グリン・エルウィン,リチャード・グイン
第18章 心理療法における物語り ジェレミー・ホームズ
第19章 電子診療記録と「物語りの素材」―ナラティブ学のモデル スティーブン・ケイ,イアン・パーブ
第20章 臨床における逸話 ジェイン・マクノートン
患者の個人的体験のデータベース トリシャ・グリーンハル
第6部 ヘルス・ケアにおける物語りの展開
第21章 医療倫理における物語り アン・ハドソン・ジョーンズ
第22章 人類学と語り ヴィーダ・スカルタン
第23章 傷ついた語り手―医療過誤における物語りの織り糸 ブライアン・ハーウィッツ
第24章 根拠に基づく世界における物語りに基づく医療 トリシャ・グリーンハル
第25章 臓器が奏でる音楽 ルース・リチャードソン
付録 推薦図書 トリシャ・グリーンハル,ブライアン・ハーウィッツ

【購入数】★
 血友病の当事者の病の語りなど、25章にわたる多様な側面からナラティブ・ベイスト・メディスン(語りに基づいた医学)を描き出しています。医学標本となった死体のナラティブにはぎょっとさせられます。

  • p.194 バアセス → バルト

ナラティブ・ベイスト・メディスン―臨床における物語りと対話
ナラティブ・ベイスト・メディスン―臨床における物語りと対話トリシャ グリーンハル ブライアン ハーウィッツ Trisha Greenhalgh

金剛出版 2001-09
売り上げランキング : 121351

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
ナラティブ・ベイスト・メディスンの実践
物語としてのケア―ナラティヴ・アプローチの世界へ
病いの語り―慢性の病いをめぐる臨床人類学
ナラティヴ・セラピー入門
保健専門職のためのNBMワークブック―臨床における物語共有学習のために