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神田橋條治先生の対話精神療法の世界をベースにしながらも、濃密な考察を重ねています。お薦めです。
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、セラピストにとって最も基本となる対話による心理療法の技法的工夫を続けてきた著者が、日常臨床から問題を汲み上げつつ、心理療法の重要概念を展開した画期的な指導書である。面接の始め方から見立て、クライエントの主訴に焦点をあてた共感と理解、転移と逆転移の技法、ロール・プレイなど、現場において活用可能な効果的知見を解説。さらに全編に多くの事例を挿入し、治療者の基本姿勢から対人場面での気持ちの交流、場の雰囲気、治療困難とされる境界例への面接のこつ、滑らかな導入の方法、などについて記述する。内容(「MARC」データベースより)
初心者から経験を積んだ臨床家まで、面接の始め方から見立て、クライエントの主訴に焦点をあてた共感と理解、転移の技法など日常臨床において活用可能な心理面接法の要諦を、事例をあげてわかりやすく解説した実践的指導書。
目次
刊行を慶ぶ/神田橋條治
第I部 心理療法の構造と原則
第1章 心理療法の開始について
第2章 対話による心理療法のいくつかの基礎について
第3章 面接方法の提示と選択
第4章 共感と理解――自己理解と他者理解
第5章 心理療法における自己認識の指標
第6章 心理療法における気分と雰囲気
第7章 フロイトのドラ症例における「転移」の概念と治療
第8章 マーガレット・リトルとウィニコット
第9章 相手に届く言葉
第II部 心理療法の実践と応用
第10章 神経症面接の工夫
第11章 心身症と心理療法
第12章 アノレキシアとアイデンティティ問題
第13章 境界例患者との面接で気をつけるといいだろうこと
第14章 境界例水準のコミュニケーション様式――特に治療の後期における対話について
第15章 喪失の喪失
第16章 心理検査レポートについて
第17章 ロールシャッハ・テストと共感過程
第18章 スーパーヴィジョンの経験
第19章 ロール・プレイ
終章――精神分析からクライエント中心療法へ
心理療法の形と意味―見立てと面接のすすめ方 | |
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