幻想の起源/ジャン・ラプランシュ&J・B・ポンタリス

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内容(「BOOK」データベースより)
大著『精神分析用語辞典』の共著者が、フロイトの著作の徹底的な読み込みとフロイト以後の精神分析学の成果をふまえて「幻想」と「性」の概念を軸に独自のフロイト解釈を提出する。「誘惑」「依託」「起源的幻想」というフロイトのキー概念を人間の原初における本質的・普遍的な構造と照合することによって鮮明に浮彫りにし、幻想の起源と機能、性と幻想との関係を幻想の一般理論として基礎づける試み。フロイトの原点に立ち返ってその思想形成過程を忠実に復元しつつ、精神分析理論の新たな発展の可能性をさぐる。

内容(「MARC」データベースより)
フロイトの徹底的な読みとフロイト以後の精神分析の成果をもとに、幻想の起源と機能、性と幻想との関係を一般理論として基礎づける試み。フロイトの思想形成過程を忠実に復元しつつ独自のフロイト解釈を提出する。


第1章 「私は夜に訪れた」;
第2章 「私の神経症理論はもはや信じられない」;
第3章 「私は先史時代に関する著作を読む」;
第4章 原「起源的」(Ur);
第5章 複数の入口を持つ脚本;
第6章 「自己」(auto)の時―性の起源

 
 「精神分析用語辞典」のコンビによる無意識的幻想(ファンタジー)に関する論文。60頁ほどで本の半分は訳注や解説。ラカンと袂を分かったとはいえ、まあ難解な論調は似たようなもの。福本先生の解説の方がおもしろかった・・・
幻想の起源
幻想の起源ジャン ラプランシュ J.‐B. ポンタリス Jean Laplanche

法政大学出版局 1996-11
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