脳電気ショックの恐怖再び/水野昭夫

 精神医療における電気ショック(療法)の批判、告発の書籍。それはひとつの立場だと思うけど、その一方で、


 例えば家族への陰湿な攻撃を繰り返していて、長い引き籠もりに至っているような子供の場合に私は次のような言葉を投げ掛けて強制入院をさせることがあります。
 「来週来てもこのような生活を改める様子がないと判断したら強制的な入院をさせようと思う。男の職員を三人ばかりつれて来て、注射を使ってでも入院させるよ。でないと君の若いときはなくなるもん」
 こうして全国から宮崎に連れてきた子供や青年たちはもう100人を越すでしょう。
 これを医療保護入院でするのでしょうか?それとも任意入院?
脳電気ショックの恐怖再び
脳電気ショックの恐怖再び水野 昭夫

現代書館 2007-05
売り上げランキング : 490074

Amazonで詳しく見る
by G-Tools