秋の牢獄/恒川光太郎

 ぴゅん氏本。ジャケットは何だか Twink の "Think Pink" を思わせる。三編が収められているがいずれも幽閉される話。表題作『秋の牢獄』は、繰り返される時間に幽閉される。『ひぐらし』やら北村薫の『リピート』、竹本健治の『非時の香の木の実』、乾くるみ『リピート』、式貴士の『カンタン刑』などを連想させる。元ネタのケン・グリムウッドの『リプレイ』はまだ未読。
 SF作家、式貴士=ポルノ小説家、蘭光生、ってことをはてなのキーワードで知った。
 とりあえず後二冊出版されているようなのでそれを読もう。

秋の牢獄
秋の牢獄恒川 光太郎

角川書店 2007-11
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