20年以上も前のちょっと古い翻訳ですが役者には長谷川啓三、平木典子、亀口憲治、岡堂哲雄と家族療法会の重鎮が顔を並べています。現代はFamily Therapy Glossaryなので「事典」はちょっと大げさ、「用語集」くらいがいいところ。かなりの訳注を加えて正味100ページくらいのもので、問題なのはその訳注を誰が書いたかかわからないこと・・・
ナラティブ登場以前のちょっと古い時代の家族療法で、いまではみたこともないようなキーワードもちらほら見かけます。文脈療法のボソルメニュィ・ナージに関する言及が多いのでちょっとびっくりします。最初の項目が「愛情飢餓の妻と冷淡な夫」というのもなんだか味がありますね。
家族療法事典 | |
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