同名のシンポジウムを本にしたもの。何か超越性の特権化みたいな話は聞いてると他宗教の攻撃みたいな感じでいやになっちゃう。スピリチュアル・セラピーみたいなのはダメな超越性で、ユングのいう超越性や、ネイティブ・アメリカンの超越性は素敵みたいな。どうせならオカルトだって、江原氏とかと本質的に差はない、あるとすれば倫理の問題だけみたいにいっちゃえばいいのにと思っちゃう。そういう意味ではセラピーと洗脳に本質的な差はないんだから。
後は鎌田東二が「となりのトトロ」と「不思議の国のアリス」を例にして垂直方向の超越性なんか語っているとこがちょっと面白かった。
でも指定討論者の人はさぞ大変だったでしょうね。超越性を巡って話が錯綜してたから。