夜戦と永遠 フーコー・ラカン・ルジャンドル/佐々木中
やっと読み終わった、というかラカンについて書かれた前半三分の一は面白かったのだけど、ルジャンドル、フーコーに関しては基礎知識不足からかだんだんついていけなくなってフェード・アウトという感じ。こんな博士論文提出されたら指導教員も評価に困るよね。何たって650ページ・・・。
ラカンに関してはラカン論おきまりのラカン病(俺だけがラカンをわかっている。他の奴らは全然ダメ。ラカン以外の分析も屑)に憑かれていない感じがよかったです。
ルジャンドルってそもそもこの本で初めて知ったのだけど、なかなか興味深い人物ですね。精神分析家にして法学者、元国連職員って。もう少し知りたくなりました。
夜戦と永遠 フーコー・ラカン・ルジャンドル | |
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