回転する世界の静止点──初期短篇集1938-1949/パトリシア・ハイスミス
名前は知れてるけれど、じゃあ何読んだときかれると答えにつまる。映画「太陽がいっぱい」の原作者というイメージが強いけれど、ヴェンダースの「アメリカの友人」とか「太陽がいっぱい」のリメイクというかオリジナルに近い映画化「リプリー」の方がこの初期短篇の雰囲気に近い。
陰鬱でハードボイルドな雰囲気、サイコさを引いたレンデル、都会のオコナー。サスペンスの女王とかそういうイメージを置いといて読むと新鮮な驚きがあると思う。
タイトルはT.S.エリオットからの引用。
回転する世界の静止点──初期短篇集1938-1949 | |
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