境界性パーソナリティ障害の入門本。アマゾンのレビューは両方とも訳の悪さが指摘されてましたね。確かに英語の専門の人がかんでいる割にはこなれない訳が残念です。直訳調なので原文が想像できるのでまあまだましな方かとは思いますが。
- p.30 カギ十字を額に焼き付けて『ヘルター・スケルター』でもハミングし始める方がましです。 ランディ・クリーガーの他の本でもこの表現が出てきて訳者はヘルター・スケルターをビートルズの曲と言うことがわからなくて、「ヘルター・スケルター(驚きだぜ)」と誤訳してしまいました。今回はさすがに二度目でビートルズの曲と言うことはわかったようで、訳注がはいってますがピント外れです。カギ十字を額に焼き付けて『ヘルター・スケルター』を歌うのはシャロン・テート殺害事件で有名なカルト宗教のリーダー、チャールズ・マンソンのことです。日本なら「原色のクルタ・パジャマを着て空中浮揚する」とでもなるところでしょうか。ぐぐってこのサイトの書評を見ておけば誤解を重ねなくても済んだのに・・・
- ノルエピネフリン 精神医学関連書で細部に気を配っているかどうか見るのはこの言葉に注目するとよいです。ノルエピネフリンはアメリカ、ローカルの用語、ナトリウムをソジウムと呼ぶようなものです。それ以外の国はたいていノルアドレナリンと呼びます。