境界パーソナリティ障害の当事者である筆者による4年にわたる精神分析的精神療法の記録。パジェット先生の精神分析家らしいかたくなさに突っ込みつつ、いっぽうで自分の子どものことを語ったり、時間外で結構電話対応をしていたり、最終回では涙を流してハグしてお別れをする人間らしさも生き生きと描かれている。
文体はやっぱり「です・ます」じゃなくて「だ・である」の方が、境界パーソナリティ障害を持つと言われる人々の切迫感が出ると思った。
ここは私の居場所じゃない―境界性人格障害からの回復 | |
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