非哲学的な自分の頭 「臨床哲学の知 ~臨床としての精神病理学のために/木村敏」

 昔から木村敏先生の本は表層的な意味はわかっても、臨床とどう結びつくかが感覚的につかめない。読んでも、非合法化以前、加藤清先生の指導の下でのLSDの被験者体験の話とか、村上仁が「精神病理学は臨床のことだ」といった話とか、そういうとこに目がいってしまう。対談形式なので読みやすくはあるのだけれど。

臨床哲学の知 ~臨床としての精神病理学のために
臨床哲学の知 ~臨床としての精神病理学のために
洋泉社 2008-10-02
売り上げランキング : 20844

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
あいだ (ちくま学芸文庫)
自己・あいだ・時間―現象学的精神病理学 (ちくま学芸文庫)
生命と現実 木村敏との対話
自分ということ (ちくま学芸文庫)
関係としての自己