昔から木村敏先生の本は表層的な意味はわかっても、臨床とどう結びつくかが感覚的につかめない。読んでも、非合法化以前、加藤清先生の指導の下でのLSDの被験者体験の話とか、村上仁が「精神病理学は臨床のことだ」といった話とか、そういうとこに目がいってしまう。対談形式なので読みやすくはあるのだけれど。
臨床哲学の知 ~臨床としての精神病理学のために | |
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