加害者に対して極刑を望む被害者家族という最近繰り返されているパターン。でも加害者が「死刑でいいです」といったとしたら・・・被害者家族はどこに怒りを持って行けばいいのだろう。
16歳で母親を殺し少年院での矯正教育を終えた後に再び、ほとんど面識のない姉妹を惨殺し死刑になった山地悠紀夫の生涯。
アスペルガー障害という診断、悲惨な生育歴、少年院から出たものの行き場もなく犯罪に手を染めていく彼にどのような処遇が必要だったのか。
表紙のイラストは佐藤秀峰。
| 死刑でいいです --- 孤立が生んだ二つの殺人 | |
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