今年の目玉はなんといっても全体会パネルディスカッション「臨床心理学の理論と実践 ―臨床の場における関係性と、様々な臨床スタンスを超えてー」ですね。全心協の宮脇稔さん、『カウンセリングのエチュード』の著者でありロジャーズ派の岡村達也さん、そして自己心理学、間主観性理論の丸田俊彦さんというここでしかありえない、というか臨床心理学会的にも精神分析関連の人をシンポジストに呼ぶということは歴史的にありえなかったのですが、大会実行委員長の高橋さんのご尽力によって実現したスーパーセッションです。このメンツで現在の諸派分裂した心理療法の世界での共通の視点を模索します。
そしてコメンターには宗教学の島薗進さん。ご本人はこういう風にいわれるのはもううんざりかもしれませんが、父君は精神病理学者の島薗安雄さんで、一度は精神科医を目指しつつも宗教学を選ばれた方です。
司会は本シンポジウムのコーディネーターの高橋さんと『思想史の中の臨床心理学』の實川幹朗さん。
ぼくも非常に楽しみにしております。
参加には事前申込みが必要なので皆様ふるってお申し込みください。どなたでも参加できます。
学会でお会いしましょう。一応ぼくも大学での実践を発表する予定です。
また新入会員も募集中です。どなたでも参加できますし、最近實川幹朗さんや酒木保さんと一緒に会員向け非公式メーリングリストを始めました。学会員ならどなたでも参加できます。くだらないタイトルですが、とりあえずつけたものが定着してしまったのでこのまま行きます。参加希望者はyousobject あっとまーく gmail.com のアドレスまでご連絡ください。
なにせ日本心理臨床学会は巨大化しすぎました。日本臨床心理学会というとサヨク的運動体というイメージが強いですが、個人的には多文化受容型の小さい団体ならではの革新的な試みができる学会にしていきたいと思っています。
ロテ職人さんのブログでも取り上げていただきました。
日本臨床心理学会第46回大会のお知らせ - ロテ職人の臨床心理学的Blog