「検証 東日本大震災の流言・デマ/荻上チキ」
震災時はネット上にほんとうに多くのカッサンドラもどきのまきちらす不正確な情報にうんざりという感じだった。
ネットの時代を迎えて災害時の情報入手に関しては新しいステップにはいったといっていい。
関東大震災の時のような朝鮮人虐殺といった愚かな行為が繰り返されなかったのは救いだが、まったく同じよな外国人犯罪による治安悪化のデマが流されていった経過が冷静に記述されている。
140字という文字数の限界の影響は大きく、RTなどで Twitter を使って災害時の情報を共有するのはデメリットの方が大きいだろう。
正確な科学的視点と、ネット・リテラシーを持つことが大事なのだけれど、ネットユーザーの全員にそれを求めるのは要求が高すぎる。何らかの形でフール・プルーフが必要になってくるものと思われる。