「増補新版 春画で読む江戸の色恋」

増補新版 春画で読む江戸の色恋/白倉敬彦

 菱川師宣の「恋のむつごと四十八手」、西川祐信の「色恋拾遺四十八手」を中心に春画を体位という視点から読み解く。ただし四十八手とはいっても純粋に体位ではないものも含まれていてむしろそこが面白い。
 たとえば師宣の「君膝枕」なんていいじゃないですか。女性による男性への耳かきサービスなんてかつてストーカー事件で注目されたけれどやっぱり伝統があるんだなと。
 獣姦、姉萌え妹萌え、ショタ食い、二次元萌え、やっぱり世界に冠たる性愛文化は今も昔も変わらないですね。

増補新版 春画で読む江戸の色恋
増補新版 春画で読む江戸の色恋白倉 敬彦

洋泉社 2011-09-24
売り上げランキング : 645781

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
国芳の春画 (別冊太陽)
春画の楽しみ方完全ガイド
春画を読む 恋のむつごと四十八手 (平凡社新書)
春画を読む 口説きの四十八手 (平凡社新書 467)
芸術新潮 2012年 02月号 [雑誌]

2013年01月04日のつぶやき