精神分析が面白いほどわかる本

精神分析が面白いほどわかる本/心の謎を探る会

 「史上最強図解よくわかるフロイト精神分析」のライヴァル本のひとつかと思って借りてみました。新刊かと思ったら2004年の同名書の新装版みたい。したがってたとえ話も「アムラー」とかちょっと古いです。映画のたとえ話が多くて、ちょっと通俗心理学っぽいから著者は心理学プロパーの人じゃない?。南博の「アグリッピーナ・コンプレックス」なんてのに言及しているから、著者は多分自分よりちょっと上の年代の人だと思う。
 「置き換え」、「打ち消し」、「隔離」、「二次加工」などの説明は間違ってますね。ペットロスになるのは家族のコミュニケーション不足が影響なんてちょっとひどいです。最後の三分の一くらいはほとんど精神分析と関係なかったです。

精神分析が面白いほどわかる本
精神分析が面白いほどわかる本心の謎を探る会

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2013年09月12日のつぶやき