グループワーク入門/ロナルド・W・トーズランド&ロバート・F・ライバス

 ソーシャルワーカーのためのグループワーク入門。グループを治療グループと課題グループに二分し、それぞれのグループの設計から運営までについて説明されています。
 翻訳は全体に堅く、多分意味がわからず言葉を置き換えているところがあります。心理学の知識不足で意味不明なことろも多数です。

  • 「ギャングとの実践活動」(p.19)って訳すと、ゴッドファーザーに出てくるような人と実践するのか、と思ってしまいます。ストリートは省略不可。ストリート・ギャングのことでした。
  • 「いけにえの子やぎ」 もうスケープゴートって訳した方が分かりやすいのではないか。
  • ダビデ派農場支部」(p.71)って、カルト教団のBranch Davidianのことだよね?
  • 「システマティックな脱感作」→「系統的脱感作」
  • Freud(1922)はグループが持つ個人のエゴを超える力について書いた」(p.275) エゴを超える力って、ひょっとして「超自我」のこと?

グループワーク入門―あらゆる場で役にたつアイデアと活用法
ロナルド・W. トーズランド ロバート・F. ライバス Ronald W. Toseland Robert F. Rivas

中央法規出版 2003-10
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