2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧
デスマさんの「処分について」というエントリですが、全心協会員の倫理規程違反に対する疑義に関しては全く同感です。相互に感情的な反発があるのもその通りでしょう。ただ引っかかる部分もあります。 むしろ話が出ただけで、実行はされていないわけですから…
【購入数】★★★ パーソナリティ障害全面否定の本かと思いきや、DSMのパーソナリティ障害診断の基礎ともなったテオドール・ミロンのパーソナリティスタイル理論を使って、人格障害をもっとダイナミックなものとしてとらえようという提言。確かに「境界パーソナ…
折口思想理解のためにはマレビト論の否定が必要という文頭の主張はショッキング。 大川周明が獄中で梅毒性の精神疾患から回復した後に、コーランを訳していたことは知っていましたが、イスラム関係の文献が井筒俊彦に渡っていたというのも驚きでした。大東亜…
三重県津市に来ています。笠原嘉先生の講演「大学保健管理センターにいた頃を思い出して」がありました。現在77歳ということですが、お元気ですね.。精神科医としても現役ですし、講演も立ったまま行っていました。一般の教員や事務職の方が多かったこともあ…
個人的に同じような話を別の方から聞きました。単なる噂なのか、事実なのか確認が必要ですね。
−国のメンタルヘルス取り組みの一面− http://www.jamh.gr.jp/kokoro/113_kan.html
【購入数】★ 引きこもり全肯定という立場ですね。確かに短期の引きこもりは有意義になりうるのだろうと思いますが、長期にわたってしまう場合はどうなのでしょうか。自分が学生相談という領域にいるだけに、高岡さんが批判している「引き出し屋」(斎藤環さん…
【購入数】★ かつては心理臨床学会の資格関連のシンポジウムには全心協の代表が出席していた。それがいつのまにか呼ばれなくなり、だいたい同じ意見の人ばかりがシンポジストになるようになってしまった。 つなでさんのブログのコメント欄にyuiさんという方…
ランキングというほどたいしたものではありませんが・・・。おととい紹介した「自閉スペクトラム」はさらに2冊売れて4冊に。「精神分析」ももう1冊売れたので、1位「精神分析」、2位「自閉スペクトラム」は変わりません。
山口雅也版ドグラ・マグラ。偶然を巡って、ユング、南方熊楠も登場。奇偶山口雅也 講談社 2002-10売り上げランキング : 93,680Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 ミステリーズ―完全版 日本殺人事件 ハルビン・カフェ 生ける屍の死 イニシエーション・ラブ
昨日紹介した「自閉症スペクトラム」はさっそくアフィリエイトで2冊注文がありました。やっぱり注目度高いですね。アフィリエイトはまあそんなに売れるわけではないのですが、それでも3ヶ月で1,2冊本が買えるくらいにはなりました。このサイト経由で一番売…
ひさびさに神林長平でも読むか、と思ってかりてみましたが何となく既読感が・・・。アマゾンのあらすじを見ても確信が持てず、Google Desktop で検索したところ、昔のウェブサイトの読書日記から、1999年に読んでいたことが判明。そうか、この6年神林長平を…
【購入数】★★ 平木先生がIPI(統合的心理療法研究所)を設立する以前、国際基督教大学の小谷英文先生と一緒にTIPSという研究所を主催していたときに週1回のセミナーに参加していました。そのころは精神分析や集団精神療法の方に関心が向いていたのです…
柴田元幸さんつながりで。イギリスの現代の作家といってもジュリアン・バーンズくらいしか思い浮かびませんが、これはイギリスの文芸雑誌「グランタ」1993年春号の新鋭作家特集から5編を選んで訳したものです。 短編の中身よりも著者近影の方が印象に残りま…
まあ現状では匿名でのブログ運営はやむを得ないのかもしれません。何も発言しないよりはずっとましだと思うので、匿名の範囲で責任を担っていただければ良いのかもしれません。 だけどこころしかくさんの「匿名で発言できない社会は怖い」という発言は興味深…
著者としては折口信夫、編者として小さく安藤礼二とあるが、まぎれもなく安藤礼二氏の読みの書物といったほうが正確だろう。民俗学者として著名な折口だが、いくつか小説も残している。「死者の書」は死せる滋賀津皇子の復活を描いた作品、と思っていたが、…
脳研究は進化しても、意識の本質に関する研究はまだまだなのでしょう。最終章で、いきなり著者の瞑想体験の話がでてきてびっくりしました。まだまだ神秘主義から解き放たれた意識論を論じることは難しいようです。ビジュアル版 脳と意識の地形図―脳と心の地…
【ご購入】 ★★★★ 臨床心理学会で畏友、氏家靖浩氏から購入いたしました。彼も「”気がかりな”特別支援教育の本質」という文章を執筆しています。先の心理臨床学会でも軽度発達障害関連の発表は大にぎわいでしたが、何でも発達障害へと還元してしまう傾向への…
冥福です・・・
ちょっと筋を追うのが難しかったです。何となくディックの世界という感じ。はてなのリンクで柴田元幸さんが「フィリップ・K・ディックを通過したフォークナー」と称してることを知りなるほどと思いました。タイトルのルビコン・ビーチっていうのが、ピンと…
なるべくリスクをおかさず、自己主張したい、他者を批判したいとい気持ちは良く理解できます。もちろん私もブログを書いているわけですから、ブログの情報提供の力は認めているわけです。実名でなければ何も書くべきではないというつもりもありません。だか…
高校のソフトボール部の同級生9人。一人が死んで、一人が失踪。残りの7人を主人公にした連作短編。「月曜日の水玉模様」のヒロイン、片桐陶子も登場です。レインレイン・ボウ加納 朋子 集英社 2003-11売り上げランキング : 71,449Amazonで詳しく見るby G-Too…
最前線といっても1996年出版の本なので、ここからきっとずいぶんまた進歩しているんでしょうね。脳内の微少な蛋白質の抽出のために何百もマウスの脳をすりつぶすなんて、考えるだけでも恐ろしいなあ。凄い世界です。脳を究める―脳研究最前線立花 隆 朝日新聞…
第一話に出てくる建築機材の出てくるミステリってやっぱりあれかな。例の動物が出てくるやつ・・・水柿助教授も本作ではめでたく作家となって、作者の後を追うというか、メタ・ドキュメンタリというかそういう展開です。工学部・水柿助教授の逡巡森博嗣 幻冬…
資格のことに問題意識を持っている若手の代議員っていうのは結構、建設的な意見だと自分では思ったんだけどなあ。地位の安定度から言ったら大学の先生は貴族みたいなもので、やっぱりそうでない立場、特に若手の人の意見を反映させる人が何人かいたっていい…
【購入数】★ 千葉県精神科救急医療センターでの精神科救急活動のドキュメンタリー。もちろんこんなにハードではありませんが、一応救急指定を受けていた精神病院に勤務していましたから、当時のことをいろいろと思い出しました。 計見先生の著作と併せて読む…
【購入数】★ 翻訳家でアスペルガー障害の当事者であるニキ・リンコさんが語るアスペルガー障害の俺ルールとは、認知が断片的であるために周囲の人には通じない自分だけのルールを作ってしまうこと。お母さんに「ここでじっと待ってなさいよ。動くと車にひか…
で、発表者のブログ批判に反論が寄せられていますね。自分もブログを書いているわけですが、情報の発信という点では大きな力がある一方で、雑多な情報の真贋を見極める能力が必要とされることは確かです。 でも、そういうブログへの反感には共感する部分もあ…
計見先生の本に刺激を受けて、少し脳のことも勉強しておくかと思って読みました。ビジュアル版 脳と心の地形図―思考・感情・意識の深淵に向かってリタ カーター Rita Carter 藤井 留美 原書房 1999-12売り上げランキング : 49,495Amazonで詳しく見るby G-Too…