まあ現状では匿名でのブログ運営はやむを得ないのかもしれません。何も発言しないよりはずっとましだと思うので、匿名の範囲で責任を担っていただければ良いのかもしれません。
だけどこころしかくさんの「匿名で発言できない社会は怖い」という発言は興味深いですね。インターネット普及前だったら確実に「実名で発言できない社会は怖い」だったと思います。実名で発言して、その思想なり、政治的志向で差別を受けたり、処罰されたりするのが言論の自由のない社会です。そういう社会では、政治的にやばい本が匿名で地下出版されたりしたわけです。匿名ゆえに責任の所在を問うことはできないし、処罰できない。
インターネットという媒体は匿名での個人の情報発信を非常に簡単にしました。だけどやっぱりこれは標準じゃないと思うのです。
本質的な部分は、言論の自由を侵害するようなコミュニティのあり方ではないでしょうか。臨床心理学の世界でも言論の自由が保証されることを願っております。