2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

streamline 合理化する

contingency 不慮の事故

モップの精は深夜に現れる/近藤史恵

モップの精は深夜に現れる近藤 史恵 実業之日本社 2005-02売り上げランキング : 99,449Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 天使はモップを持って 賢者はベンチで思索する 茨姫はたたかう カナリヤは眠れない やさしい死神

私説 対象関係論的心理療法入門/松木邦裕

【購入数】★★★ ロテ職人さんもおすすめの松木先生の対象関係論というよりはクライン・ビオン的心理療法入門です。かゆいところに手がとどくような記載で、私も良い本だなと思いました。ただ精神分析と精神分析的心理療法をあまり区別しないところはどうでし…

14歳の子を持つ親たちへ/内田樹 名越康文

【購入数】★ 内田先生と精神科医の名越康文先生との対談集。名越先生はテレビでちらっと見かけたことがあるくらいだけど、アドラー心理学を学んだと書いてあってなぜか納得。精神科医の安克昌先生と中学時代の友人だったらしく、当時の安先生の様子をちらり…

症例でたどる子どもの心理療法/森さち子

【購入数】★★★ ゆえあって最近出版された精神医学、臨床心理学関連の書籍を読んでいます。全体から見ると精神科医の書く文章の方が力があって、何だか悔しい気分だったのですが、この本にぶつかってやっとすこしばかり安堵しました。 自閉症と診断された子ど…

ようこそ、おまけの時間に

ライトサイド漂流教室みたいな感じの児童文学です。ようこそ、おまけの時間に岡田 淳 偕成社 1989-12売り上げランキング : 313,646Amazonで詳しく見るby G-Tools

カウンセリング/心理療法の4つの源流と比較/W・ドライデン&J・ミットン

精神力動的アプローチ、パーソンセンタードアプローチ、合理情動行動的アプローチ、多面的アプローチの4つのサイコセラピーの流れをまとめています。 アルバート・エリスのエピソードがおかしいですね。女性恐怖症を克服するために手当たり次第100人の女性に…

子どもの心理臨床入門/永井徹

序章 子どもの心理臨床とははじめに 本書の概観第Ⅰ部 子ども理解の基本的理論 第1章 問題と症状からみた子ども理解 第1節 病因論を中心とした問題の理解 第2節 DSMを中心にみた子どもの問題について 第3節 わが国の心理臨床における子どもの問題の特…

精神科臨床とは何か/内海健

【購入数】★★★★★★ 細胞、脳、ラカンから精神分析まで。東大の内海先生が数人の精神科医と臨床心理士を前に語りおろした精神科臨床講義です。精神科臨床とうたいながら、薬のことにはほとんどふれず、DSMに対しても辛辣な批判が加えられていて素敵です。「母…

staggering 驚くべき

livestock 家畜 contract a disease jump on the bandwagon pandemic / endemic / epidemic a migratory bird revamp 刷新する liquidiate = kill, destroy

少女たちの精神科病棟/長岡和

【購入数】★ 長崎県の精神科病院、大村共立病院の院長兼理事長が病院改革と思春期病棟について書いています。 著者が主張するようなスクールカウンセラーがみんな精神科医だったり、精神的不調の兆しがわずかでも見られたら精神科を受診させるという世界はち…

こころのバランスが上手にとれないあなたへ/田中千穂子

【購入数】★★★★★ 東大の田中千穂子先生の御著作です。ボーダーラインだの、ソルージョン・フォーカスだの難しい専門用語を使うことなく平易な言葉でセラピーのプロセスを描き出しています。掲載されている事例は三例とも女性の事例で、子育てする女性に対し…

はじめて学ぶメンタルヘルスと心理学/吉武光世 編著

初学者向けのテキストです。小見出しまでボールドにしたほうがみやすかったかも。どうしても、こういう本を読むと頭が校正モードに・・・ 表記揺れ ボールビー ボールビィ 表記揺れ ギャングエイジ ギャング・エイジ p.76 東山久 → 東山紘久 p.84 バーン(・…

雰囲気としての心理面接/高良聖

【購入数】★★★★ 精神科医の神田橋條治先生も「雰囲気」の重要さは強調されている。高良先生のこの著作も、クライアントとのインターフェイスなど表層の部分に焦点を当てているところがおもしろいし、そこが現実にクライアントと向き合うときに一番重要なこと…

先生はえらい/内田樹

セラピーにおいても師匠との出会いは重要です。先生はえらい内田樹 筑摩書房 2005-01売り上げランキング : 46,611Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 東京ファイティングキッズ はじめたばかりの浄土真宗―インターネット持仏堂〈2〉 14歳の子を持つ親たち…

ウェブログの心理学/]]山下清[[美・川浦康至・川上善郎・三浦麻子

社会心理学的視点からウェブログを概観しますが、むしろウェブログの歴史がわかる本かな。 p.31 大森望さんはSF作家かな?SF翻訳家・評論家では?ウェブログの心理学山下 清美 川上 善郎 川浦 康至 NTT出版 2005-03売り上げランキング : 12,989Amazonで…

蒲公英草紙/恩田陸

ひさびさに恩田陸を読みました。常野物語シリーズで期待しましたが、マレビトの常野の方たちはあまり活躍せず残念。蒲公英草紙―常野物語恩田陸 集英社 2005-06売り上げランキング : 1,827Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 小説以外 酩酊混乱紀行『恐怖…

身体の言い分/内田樹 池上六朗

近藤史恵のミステリに出てくるような整体の先生と内田先生の対談集。出会いっていうのは不思議なものですね。面白かったです。身体(からだ)の言い分内田 樹 池上 六朗 毎日新聞社 2005-07売り上げランキング : 3,865Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 健…

シネマ処方箋/高橋祥友

自殺学の権威の高橋先生がメンタルヘルスに関する映画を取り上げています。高橋先生、ほんとうに映画がお好きなようですね。シネマ処方箋―精神科医がすすめる、こころにスーっと効く映画高橋 祥友 梧桐書院 2004-11売り上げランキング : 172,818Amazonで詳し…

精神科医になる/熊木徹夫

【購入数】★★ ネットでも活躍中の精神科医の初めての著作です。なかなか良い本だと思いました。向精神薬を飲んだときの微妙な感覚を味わい、ネットでその感覚を共有することが自分にあった向精神薬を見分けるのに役立つ、(向精神薬の官能的体験)など興味深い…

impinge on Free Speech 言論の自由を侵害する America's flimsy fortress アメリカの薄っぺらな要塞 Verbal abuse cases embroil couples but remain unreported カップルの言葉による虐待の多くは報告されず

Random Google Image

web

グーグルの画像検索で、英単語にマッチする画像を表示。なかなか面白いです。 http://www.ghettodriveby.com/

関係としての自己/木村敏

長いこと精神病理関係の書籍は読まずにいました。「分裂病の現象学」を読んでから20年近く、木村先生の御著作にもふれずにきました。久しぶりに読んでみてもやっぱり難しいです。クオリアだのなんだのこの20数年でまたまたはるか遠くに進んでしまわれたとい…

ドラコニア・ウェブ・プロジェクト

web

こんなのを見ながら澁澤龍彦を読んだら、楽しいでしょうね。昔、普通の本で読んでいたときは、固有名詞は結構わからないものが多かったですからね。 http://wiki.draconia.jp/index.php?DraconiaWikiTop

精神医学の歴史/小俣和一郎

945円というこのジャンル、この内容にしては破格の値段設定です。コスト・パフォーマンスは非常によいので買っておいて損はありません。ただ誤植が多いのが残念。ドイツ語のウムラウトも使うのか使わないのか統一した方がよいでしょう。 Griesinnger, Wilhel…

臨床心理士会の名簿

psy

少し前に届いていたのをあけてみてびっくり。名前、ヨミガナ、登録番号、所属、所属の都道府県しか記載がない。個人情報保護法制定のからみだと思うんだけど、何の説明も同封されていませんでした。これだったら作る意味ないんじゃないの?匿名化社会にはほ…

精神科医の綴る幸福論/大原健士郎

多分そう遠くないところに住んでおられると思われるのでいろいろご近所さん的な興味を駆られます。このうなぎ屋はどこなかとかね。大原先生は自殺学の大家でもありました。ロス・エンジェルス自殺防止センターのシュナイドマン博士のことなども綴られていま…

「乳幼児教育が重要」 キレる子増加で文科省会議(共同通信)

web

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051012-00000191-kyodo-soci

カウンターカルチャーとしての心理臨床学

psy

やっぱり心理臨床学って医学のカウンター・カルチャーなんだよね。本当は、日本臨床心理学会を組織の制度上の不備を突かれて追い出されちゃって、しかたなく「臨床」=医学用語、「心理」=心理用語をひっくり返してできた心理優位の「心理臨床学」という造…

ユングでわかる日本神話/林道義

講演をベースにしているので、話はわかりやすいですね。比較神話学みたいになっているので、日本神話への焦点付けがいまひとつ薄いのが残念。 イザナギのイザナミからの「魔術的逃走」はイザナギがイザナミを殺したから、という説は面白いけれど、そしたらイ…