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児童青年期カウンセリング―ヴィゴツキー発達理論の視点から/山崎史郎

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非行少年の消滅―個性神話と少年犯罪/土井隆義

非行少年の消滅―個性神話と少年犯罪土井 隆義 信山社出版 2003-12売り上げランキング : 182623Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 「個性」を煽られる子どもたち―親密圏の変容を考える (岩波ブックレット) 少年犯罪―ほんとうに多発化・凶悪化しているのか…

思春期ポストモダン―成熟はいかにして可能か/斎藤環

【購入数】★ 今まで出した若者本のまとめみたいだなー、って思ったらNHK人間講座のテキストに加筆を加えたものだそうだ。なるほど。 p.42 古屋実 → 古谷実 思春期ポストモダン―成熟はいかにして可能か (幻冬舎新書 さ 4-1)斎藤 環 幻冬舎 2007-11売り上げラ…

戦前の少年犯罪/管賀江留郎

【購入数】★ 確かに少年犯罪は「凶悪化」してるんだよね。少年犯罪が減少し、報道が過剰になって、センシティビティが高まって「凶悪化」というコンストラクトが発生したわけ。 これでもかと繰り返される記述と揶揄的な口調にはげんなりすることもあるけれど…

悲しみの子どもたち―罪と病を背負って/岡田尊司

罪と病という二重の試練を背負った子どもたち。 医療少年院で、精神科医として彼らと向かい合う著者が、多くのケースとの関わりを通して、異常な行動の根底にある問題に迫っていく。 なぜ、彼らは自らを傷つけ、他人を害さねばならなかったのか。 想像もつか…

思春期臨床の考え方・すすめ方―新たなる視点・新たなるアプローチ/鍋田恭孝 編著

【購入数】★★★ 本書は、思春期という特殊な時期について、また思春期に見られる個々の病理について、最新研究や報告を踏まえて、現在どのような視点から考えられ、どのような治療的アプローチがなされるようになったかを16人の経験豊かな臨床家が論じたも…

つまずく若者たち―思春期臨床の現場から/倉本英彦

著者は北の丸クリニックの精神科医。斎藤環先生と同じとこですね。思春期・青年期の精神科臨床の概説書ですが、症例の部分が生々しい感じがします。つまずく若者たち―思春期臨床の現場から倉本 英彦 日本評論社 2007-01売り上げランキング : 322393Amazonで…

腐女子化する世界 東池袋のオタク女子たち/杉浦由美子

著者はライターで、AERAに載った「萌える女オタク」が評判を呼び、この本の執筆につながったらしい。他のさまざまな社会現象と結びつけ、識者の意見を引きながらという執筆スタイルは確かにAERAの記事が長くなったみたいな感じ。「腐女子」の存在すら知らな…

「ニート」って言うな!/本田由紀 内藤朝雄 後藤和智

「レンタルお姉さん」などで「ニート」と「ひきこもり」をほとんど同義として使うやり方には違和感を覚えた。本田氏の論考は企業の求人要請の縮小と変化をわきにおくかたちで、若者の対人関係の問題や内閉性をやり玉に挙げる「ニート」言説への批判を行って…

階層化日本と教育危機/苅谷剛彦

親の職業が子どもの勉強意欲に強い影響を与え、勉強からドロップアウトすることが自己肯定感を与えるという、日本のとってきた見かけだけの「平等教育」の弊害を鋭く描いています。階層化日本と教育危機―不平等再生産から意欲格差社会(インセンティブ・ディ…

アニメと思春期のこころ/西村則昭

【購入数】★ ユング派の立場からアニメのヒロインを分析しています。 エヴァンゲリオンに関しては、去勢をキーワードに分析しています。去勢されたゲンドウの死がシンジくんを精神崩壊から救っている、って本当かな? また著者は映画版、最終シーンのアスカ…

思春期心理臨床のチェックポイント/菅佐和子

思春期の女性クライアントを担当とした経験の浅い4人のセラピストの事例提示に菅先生がコメントする形の書籍。 こういう組み合わせではクライアントがセラピーを受けたいという思いより、セラピストがセラピーをしたいという気持ちが上回っている場合が多い…

僕のこころを病名で呼ばないで/青木省三

【購入数】★★ DSMなどのラベリングとしての診断批判ですが、例えば高岡健さんの御著作などの社会的な視点に比べると、青木先生の人柄を反映してか穏やかな筆致が快いです。青木先生自信が描かれたふんわりしたイラストもマッチしております。僕のこころを病…

14歳の子を持つ親たちへ/内田樹 名越康文

【購入数】★ 内田先生と精神科医の名越康文先生との対談集。名越先生はテレビでちらっと見かけたことがあるくらいだけど、アドラー心理学を学んだと書いてあってなぜか納得。精神科医の安克昌先生と中学時代の友人だったらしく、当時の安先生の様子をちらり…

少女たちの精神科病棟/長岡和

【購入数】★ 長崎県の精神科病院、大村共立病院の院長兼理事長が病院改革と思春期病棟について書いています。 著者が主張するようなスクールカウンセラーがみんな精神科医だったり、精神的不調の兆しがわずかでも見られたら精神科を受診させるという世界はち…

「負けた」教の信者たち/斎藤環

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少年への性的虐待 男性被害者の心的外傷と精神分析療法/リチャード・ガートナー

性的虐待というと女性が被害者としか思い浮かばないのでは、想像力が足りない。従来、光をあてられることが少なかった男性の性的虐待被害に焦点を当てた著作。 作者はニューヨークで活躍する対人関係学派の精神分析家。サブタイトルは「男性被害者の心的外傷…

若者のすべて/斎藤環

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思春期を生きぬく/R・アンダーソン&A・ダーティントン

小家族における青少期の激しさ ここってどんな効果があるの?ただ話をするだけなの? 性的虐待を受けた若者との治療作業 学習障害の青年期患者との精神療法 対決、懐柔、それともコミュニケーション? 青年期における自殺行動とその意味 摂食障害のある特異な力…

青年のひきこもり/狩野力八郎 近藤直司 編

第1部 総説 ひきこもりの社会心理的背景 小此木敬吾 ひきこもりの精神力動 藤山直樹 第2部 精神保健からみたひきこもり ひきこもりケースの家族特性とひきこもり文化 近藤直司 不登校その後 松田文雄 性別とひきこもり 鈴木典子・小此木加江 第3部 精神障害…

性非行少年の心理療法/針間克己

【購入数】★ 性非行少年への矯正教育に関する海外論文による展望。プライバシーの問題で難しいかもしれないが、できれば事例が読みたくなる。でも矯正教育ってほんとうにしんどくて大変そうです。性非行少年の心理療法針間 克己有斐閣 2001-07売り上げランキ…