戦前の少年犯罪／管賀江留郎

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　確かに少年犯罪は「凶悪化」してるんだよね。少年犯罪が減少し、報道が過剰になって、センシティビティが高まって「凶悪化」というコンストラクトが発生したわけ。
　これでもかと繰り返される記述と揶揄的な口調にはげんなりすることもあるけれど、おさえておくべき一冊。
　少年犯罪は追いといても、成人式で暴れる若者なんか目じゃないほとんど犯罪集団の旧制高校生のエリート意識、ニート犯罪、若者の老人殺しとしての2．26事件などの視点がおもしろかったです。

戦前の少年犯罪
	管賀 江留郎 築地書館 2007-10-25 売り上げランキング : 335 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 若者を見殺しにする国―私を戦争に向かわせるものは何か 犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書) 2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書 14) 戦争の経済学 労働法のキモが2時間でわかる本