analysis

Charles Brenner 『心的葛藤の原則』(audio)

International Psychoanalysis » Blog Archive » NYPSI Colloquium, Charles Brenner: The Principles of Psychic Conflict

精神分析における薬の使用(英文)

アメリカ精神分析協会におけるパデルディスカッション。パネルには自己愛パーソナリティ障害分類等で有名な分析家ギャバードなど。 http://www.newsrx.com/articles/859907.html

フロイトと精神分析の先駆者としてのゲーテ(仏文)

フロイトは1930年にゲーテ賞を受賞した文筆家でもあった。 http://psychanalyse.canalblog.com/archives/2008/03/02/8163768.html

分析とスーパーヴィジョンにおける中国との文化差(英文)

「中国では危険運転などのに対する集団療法などがメインで、個人療法は恥とされる。中国における自我理想は相互依存と世代間の絆であるとされる」 「勉強は “Peking Duck” fashion” で行われる」・・・詰め込み式は「北京ダック方式」か・・・ 日本との文化…

Kernberg & Basaglia on YouTube

境界性パーソナリティ障害理論家とイタリアの脱施設化運動の指導者の動画。それぞれスペイン語、イタリア語なので顔見られるだけですが。それから愛着理論のジョン・ボールビー。 Otto Kernberg http://youtube.com/watch?v=wV4t_z5fbw4 http://youtube.com/…

精神分析の抵抗―フロイト、ラカン、フーコー/ジャック・デリダ

精神分析と題がついてても、こりゃ全然別の世界かな・・・精神分析の抵抗―フロイト、ラカン、フーコージャック・デリダ 鵜飼 哲 青土社 2007-05売り上げランキング : 61366Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 精神分析と現実界―フロイト/ラカンの根本問題…

患者と分析者/ジョセフ・サンドラー

ロンドン大学の教授で精神分析家ということなので、何となく独立学派的な内容を期待していましたが、オーソドックスな精神分析概論という感じでした。 古い本なので「超自我」が「上位自我」と訳されていて、何か時代を感じます。固有名詞表記もマートン・ギ…

セルマ・フライバーグ/フレイバーグ関連三作

金剛出版さんからセルマ・フライバーグ関連書籍が出たので、新刊読む前に取りあえず出ているものを読んでみました。さて下記の書籍のフライバーグ、タイトルになるくらいだから有名な人かと思ってググってみても「フラバーグ病」とか「エビフライバーグ」な…

手におえない子/アウグスト・アイヒホルン

ハインツ・コフートの訓練分析家で、エリク・エリクソンが訓練分析を受けようかと迷った(けれど、結局アナ・フロイトに決めた)精神分析家、アウグスト・アイヒホルンの古典的な非行問題関連書籍。原題は "Verwahrloste Jugend" なので「手におえない青少年」…

劇的な精神分析入門/北山修

タイトルから系統立てた入門書かと思いきや、エッセイふうにいろいろなテーマの文章がおさめられていたのはちょっぴり残念。とはいえ、対象関係学派フェアバーンの悪い対象の一つ「刺激する対象」は実は他の理論家なら「よい対象」と呼ぶもの、とかイギリス …

精神分析と宗教/S.A.リーヴィ

キリスト教徒のユダヤ人精神分析家による宗教論。精神分析と宗教S.A. リーヴィ Stanley A. Leavy 渡辺 学 玉川大学出版部 1995-07売り上げランキング : 728277Amazonで詳しく見るby G-Tools

エリクソンの人生/ローレンス・J・フリードマン

上巻のハイライトはアナ・フロイトとの訓練分析。大学を出ていないエリクソンがウィーン精神分析協会の正会員になれたのは、アナ・フロイトという後ろ盾があったことが大きい。アナもエリクソンとの分析にはなみなみならぬ思い入れがあったようで、エリクソ…

フロイト フリースへの手紙 1887-1904/ジェフリー・ムセイエフ・マッソン ミヒアエル・シュレーター

精神分析家フロイトのフリース宛の書簡集はすでに1950年代にエルンスト・クリスの編によって発表されていた。本書はサンスクリット語学者であったマッソンが1986年にクリス版では削除されていた手紙を補い刊行した完全版。マッソンは本書を通じてフロイトの…

スキゾイドという言葉を精神分析を知る前に知っていた

なぜなら・・・フロイトの「精神分析入門」を読んだのが中3の時。それよりまえにKing Crimson の"21st Century Schizoid Man" を聴いたことがあったから。昔は邦題は「21世紀の精神異常者」だったけど、今は自主規制で「21世紀のスキッツォイド・マン」にな…

人間の本性 ウィニコットの講義録/ウィニコット

p.42 ここでは男性と女性は、必ずしも似ていない必要はない。not necessarily unalike → 必ずしも異ならない。 人間の本性―ウィニコットの講義録ドナルド・W. ウィニコット D.W. Winnicott 牛島 定信 誠信書房 2004-03売り上げランキング : 137121Amazonで詳…

子どもが殺される―一次ナルシシズムと死の欲動/セルジュ・ルクレール

子どもが殺される―一次ナルシシズムと死の欲動セルジュ ルクレール Serge Leclaire 小林 康夫 誠信書房 1998-07売り上げランキング : 539598Amazonで詳しく見るby G-Tools

フロイト モラリストの精神/フィリップ・リーフ

哲学的視点からみたモラリストとしてのフロイト・・・しかしいかんせん半世紀ほど前の書籍で内容には古さがあります。アメリカへの対象関係論輸入のインパクト以前の歴史的資料でしょうか・・・フロイト―モラリストの精神フィリップ リーフ Philip Rieff 宮…

Masud Khan

マスド・カーンというインド系イギリス人の分析家については、ウィニコットの影響を受けている(「抱えることと解釈」の序文を書いている)ことしか知らなかったのですが、昨日紹介した「精神分析入門講座」によれば、個人情報をもらしたり、妻を患者の家に訪…

Psychoanalytic Electric Pressing

これも「精神分析入門講座」に出ていたので思い出しました。精神分析関連論文の検索サイト。昔、このCD版を買いました。最近はまず日本語で出版されているものを先に読もうというポリシーであんまり使ってません。精神分析の研究を本格的にしたい人はCDを買…

European Psychoanalytic Film Festival

これも「精神分析入門講座」に出てました。精神分析映画祭ですね。なんだか面白そう。 http://www.kinoeye.org/01/08/schneider08.php

精神分析入門講座 英国学派を中心に/Jane Milton, Caroline Polmear & Julia Fabricius

【購入数】★ いきなりハエの見た精神分析の光景というシュールな始まり方。でも体験に焦点をあてるあたりが何とも英国的かな。本気で入門と思って読むには各国の精神分析の状況とか、ポパーやグリュンバウムの精神分析批判とその反論などかなりマニアックな…

フェアベアンとマーニー

録画してあった「マーニーと魔法の書」の続きを見ました。魔法の書を巡る争いに巻き込まれた女の子を主人公にした魔法ファンタジーものですけど、動物の人形が魔力で動き出すわけです。フェアベアン的にいえば、これが内在化された悪い対象、ちょうどマーニ…

ドルトの精神分析入門/竹内健児

【購入数】★ 昔病院に勤めていたときに、ドルトの「無意識的身体像」(当時はまだ翻訳が出てなかった)を輪読してたことがあって、身体図式?無意識的身体像?なんやら難しいな・・・と思ってました。それ以来ドルトはあんまり読んでこなかったのですが、この入…

臨床現場に生かすクライン派精神分析/I.ザルツバーガー・ウィッテンバーグ

【購入数】★ 監訳者まえがき 謝 辞 序 文第一部 関係の諸相 第一章 心理援助者がクライエントとの関係に持ち込む感情 心理援助者の希望に満ちた期待 心理援助者の恐れ 第二章 クライエントが関係に持ち込む感情 希望に満ちた期待 クライエントが持ち込む恐れ…

甘えの構造[増補普及版]/土居健郎

psy-pub さん情報で序文だけ読んできました。やっぱ、土居先生は凄いね。昨日取り上げたハナ・シーガルが1918年生まれで89才、土居先生はちょっと下だけどほぼ同年代・・・・未だ失われない自らと言葉への批判的精神。 未読の方は是非この機会に。ハナ・シー…

ガイドブック心理療法/スティーブン・パーマー 編

訳は講義で輪読したレジメをちょっとてなおししたという感じ。下訳レベルで誤訳満載です。"psychoanalyst" は医師でない人もいますから、「精神分析医」は不適切。 フロイト派カウンセリングにおいて定まった実習もなければ、実際、定まった理論もない。(p.2…

現代(いま)、死にふれて生きる―精神分析から自己形成パラダイムへ/ロバート・J・リフトン

オットー・ランクの妻(後年は事実上の離婚)で精神分析家・児童分析家のベアタ・ランクとの訓練分析に関する記載あり。現代(いま)、死にふれて生きる―精神分析から自己形成パラダイムへロバート・J. リフトン 渡辺 牧 水野 節夫 有信堂高文社 1989-05売り上げ…

「ねずみ男」精神分析の記録/フロイト 北山修

フロイトの有名症例である「ねずみ男」の4ヶ月分の面接記録。フロイトとねずみ男とのやりとりが生き生きと記録されていればいいけど、どちらかというとねずみ男の連想と、距離を取ったフロイトの観察記録という感じ。まあ、歴史的意義はあるもの。「ねずみ男…

精神分析的子どもの誕生 フロイト主義と教育言説/下司晶

【購入数】★ 400頁超の労作です。これでも博士論文を圧縮したものとのこと。 心理主義批判からフロイトの誘惑理論、アナ・フロイトとクラインの論争、スーザン・アイザックスとジョン・ボールビーなどから精神分析的子どもの概念を成立を検討します。 ファン…

フロイトと後継者たち (上・下)/ ポール・ローゼン

精神分析内幕ものの古典。 フェアベアンが1929年、オクスフォードで行われた国際精神分析会議に参加しているというのを読んで、久々にこの本の口絵を見た。ひょっとするとフェレンツィの前に座っているのがフェアベアンか。 名前の対照表を見ると Joan Rivie…