もりだくさんな内容です。そのぶんひとりひとりの担当枚数が少ないので深まらないのが残念ですが。おすすめはやはり塚本千秋先生の「ひきこもりと訪問と」でしょうか。
第1部 総説第2部 精神保健からみたひきこもり
第3部 精神障害とひきこもり
- 序論―精神障害とひきこもり 狩野力八郎
- 対人恐怖(森田神経質を含む) 北西憲二
- 退却神経症(選択的退却症候群) 中尾和久
- 強迫神経症 市田勝
- スキゾイド 相田信男
- 境界例とひきこもり 白波瀬丈一郎
- 自己愛パーソナリティ生涯 近藤直司
- 回避性人格障害 大野裕
- 逃避型抑うつ 広瀬徹也
- 摂食障害患者のひきこもり 舘哲朗
- 外傷性精神障害とひきこもり 河野正明
第4部 治療と援助―ひきこもりからの孵化・脱出
大野論文 回避性人格障害(Millon)、ひきこもりタイプ(Hornay,K.)、恐怖症性格(Fenichel,O.)
広瀬論文 逃避型抑うつ(広瀬 1977)
藤山論文 最早期の乳児のこころをもたない mindless 領域(メルツァー、ビック、タスティン)
菊池論文 情緒的ひきこもりが本質的問題。こころの待避と倒錯機制(スタイナー)。
森論文 Bick,E. 皮膚自我論 タスティン 付着的同一化
青年のひきこもり―心理社会的背景・病理・治療援助 | |
狩野 力八郎 近藤 直司 岩崎学術出版社 2000-03 売り上げランキング : 223,508 Amazonで詳しく見る by G-Tools |