人格障害の虚像/高岡健
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パーソナリティ障害全面否定の本かと思いきや、DSMのパーソナリティ障害診断の基礎ともなったテオドール・ミロンのパーソナリティスタイル理論を使って、人格障害をもっとダイナミックなものとしてとらえようという提言。確かに「境界パーソナリティ障害」として患者さんを見るよりも、「境界例化」という退行を引き起こすと見ることが臨床的には有用で、神田橋條治先生の視点とも重なってくる。
人格障害論の虚像―ラベルを貼ること剥がすこと | |
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