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【購入数】★ 心理主義批判を商品化するのとどこが違うの? アルチュセールの名前がここにもあって少し驚いた。 こういった主体のあり方や責任を問う問題のたて方は、警察官が行う職務質問や尋問の形式に告示している。(アルチュセール 1970年) 妻を殺害した…
正しい専門性否定っていうのは、学会なんか解散して、当事者活動として専門家の利用を拒否することだと思う。小沢牧子氏の少女マンガの内面性の獲得をバーチャルなものとして、対極の現実の人間関係を特権化するやり方にはあきれる。人間・臨床・社会日本社…
BBCの心理学者へのインタビュー番組を書籍化したもの。精神科医トーマス・サースの項だけ読みました。精神疾患全否定論です。現実療法を思い出しました。サースはヨークシャーの切裂魔、ピーター・サトクリフ(売春婦など13人を殺害)が裁判において妄想型精神…
カルチュラル・スタディーズ/臨床社会学(言語の成立に関わる「否定」の作用と他者について 若者たちのポストモダン的共同性 テレビと若者たちのコミュニケーション ほか) 宗教の心理学化(自己啓発セミナーの困難 自己啓発セミナーと『エヴァンゲリオン』 「…
序章 臨床心理学をなぜ問うか 第1章 現代社会とカウンセリング願望 第2章 「心の専門家」の仕事とその問題群 第3章 スクールカウンセリングのゆくえ 第4章 「心のケア」を問う 終章 日常の復権に向けて 筆者は日本社会臨床学会運営委員で、専門は「臨床心理…
【購入数】★ 原題は"Making Us Crazy" Us は United States にかけている。アメリカ精神医学会の診断基準DSMがいかに政治的な思惑によって拡張されているかを告発する書。アメリカ国立精神保健研究所の調査によれば、アメリカ国民の24.1%は1年間のうちになん…
内申書、就職活動、心療内科、心の教育、自助マニュアルなどの素材を、デュルケームの人格崇拝、リッツアーのマクドナルド化、ホックシールドの感情マネジメントなどの概念を通じて、その心理主義化を批判する。 ”心理主義化”とは、心理学や精神医学の知識や…
【購入数】★★ 元同僚の精神科医、石川憲彦先生の最新作です。子どもへのさまざまなステレオタイプ、診断主義への反論のエッセイです。 Key Words トーマス・S・サズ「狂気の思想」 こども、こころ学―寄添う人になれるはず石川 憲彦 ジャパンマシニスト社 200…
何だか凄いタイトルですが、中身はもっと過激でした。過去に受けたアンケートでサイコセラピーの流派を問うところに「現実療法」という項目があったりして、存在自体は知っていましたが、こういう内容だと言うことは知りませんでした。 グラッサー博士は精神…
【購入数】★ タイトルからだとユーザーからの精神医療告発の書かと思いますが、著者は精神科医です。大まかに言えば一般向けに操作的診断法や、精神医療におけるコスト感覚を推奨した本です。 本論とはあまり関係ありませんが、あとがきに、下記のような記述…
id:Couta さんがおっしゃるように新自由主義批判の本です。 拒食症を差異化強迫としてとらえる視点は興味深く拝読しました。新しいうつ病論―絶望の中に見える希望高岡健 雲母書房 2003-10売り上げランキング : 149,854Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 …
【購入数】★★★ パーソナリティ障害全面否定の本かと思いきや、DSMのパーソナリティ障害診断の基礎ともなったテオドール・ミロンのパーソナリティスタイル理論を使って、人格障害をもっとダイナミックなものとしてとらえようという提言。確かに「境界パーソナ…
【購入数】★ 引きこもり全肯定という立場ですね。確かに短期の引きこもりは有意義になりうるのだろうと思いますが、長期にわたってしまう場合はどうなのでしょうか。自分が学生相談という領域にいるだけに、高岡さんが批判している「引き出し屋」(斎藤環さん…
【ご購入】 ★★★★ 臨床心理学会で畏友、氏家靖浩氏から購入いたしました。彼も「”気がかりな”特別支援教育の本質」という文章を執筆しています。先の心理臨床学会でも軽度発達障害関連の発表は大にぎわいでしたが、何でも発達障害へと還元してしまう傾向への…
原題は「心理学的誤謬事典」。作者はドイツの科学ライターです。 精神療法の本質はプラセボ効果であるっていうのは、その通りだと思うし、素人のサポートの方が有効なことも多いというのもその通りで、あまり目新しいことがないなというのが印象です。 ドイ…
学会ではギター侍さながら、和服姿で異彩を放っている實川先生の御著作です。無意識の発見はウソだった。実は「意識化」の優位という物語が語られたにすぎない、という視点は面白かったです。 わが国の臨床心理学で最大の学会である日本心理臨床学会は、この…
【購入数】★ 表象されるトラウマ(書籍・音楽編 ハリウッド映画編) 精神医学におけるトラウマ・ムーブメント―PTSD、多重人格、ACにおける濫用 カウンセリング・ブームの功罪―来談者中心の弊害、そして心のマーケット 事件報道にかつぎ出される精神科医―「不可…
「精神医療」のひきこもりに関する論文を読んで以来、僭越ながらただものではないとにらんでいましたが、期待に違わないインパクトです。 もうしこし保健管理センターに勤めていらしたら、どこかで接点があったかもしれないので残念。いつか直接お話を伺いた…
「いらない」は過度な一般化。この本の主張も「いらない精神科医はいらない」というリダンダンシー。精神科医はいらない下田 治美 角川書店 2004-04売り上げランキング : 287594Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 やっと名医をつかまえた―脳外科手術まで…