3月2日、日本臨床心理士会ウェブサイト会員ページに「(資格関連) 2/24の議連をめぐって」(奥村茉莉子資格法制化委員長)の記事掲載。
医療心理師(仮称)国家資格法を実現する議員の会に関しては客観的な報告もあり、会員への情報提供に関しては評価してもよいと思いました。
「心理職の資格を広い視野から考えようとする意見の方々」というのは具体的には2名というか、森岡正宏衆議院議員が日本臨床心理士会を代弁する意見を述べ、後藤田正純衆議院議員が一部賛同したというのが実情です。
と発言した森岡正宏衆議院議員。
心理技術者は医療だけでなく、教育や法務でも活躍しており、事件の後のこころのケアも必要。医療以外を除外とすることは国会議員として責任を果たせない。法案を円満に通すのなら、他の分野の人の意見も聞くべき
少々省略されている部分を補うと
ということでした。
心理技術者は医療だけでなく、教育や法務でも活躍しており、事件の後のこころのケアも必要。医療以外を除外とすることは国会議員として責任を果たせない。【臨床心理士資格は修士卒業者に与える資格なのに、医療心理師は学部卒の資格なので、臨床心理士が怒るのは当たり前。そうすると国会議員もふたつに割れてしまって法案が通らなくなる。】法案を円満に通すのなら、他の分野の人の意見も聞くべき
奥村氏が引用している
と発言したのは後藤田正純衆議院議員でしたが、もう少し正確に引用すれば、
心理学全般の資格を検討するのが格調高い議連の役割
と段階的な資格化という提言でした。
これ(=医療分野での資格化)を契機に、心理学全般の国家資格化を検討するのが格調高い超党派の会合だと思っています。