永遠の子ども／フィリップ・フォレスト

　4才にして骨肉腫で亡くなった娘の死を描く。子どもの死の直後に、その顛末を小説という形で発表するということはどういうことなのか、と思いを巡らせたが、日本文化にも詳しいフォレストによる私小説へのオマージュ(というには重すぎるテーマだが)ではなかいかと思い当たる。
　シーレのカバーは素敵だけれど、裏面に大江健三郎と辻仁成の推薦文が印刷されていて台無し。残念。

永遠の子ども
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