幸いなことに大学の学生相談でアルコール・薬物依存の事例を扱ったことはほとんどありません。アメリカのカレッジ・カウンセリングでは非常に重要なトピックですし、徐々に日本でもこのような問題は増えているようです。
表題作はアルコール・薬物依存患者対象のソリューション・フォーカスト・セラピー。なかなかこういう事例に洞察的なアプローチを行おうとしても難しいでしょうから、参考になります。邦訳では、酒酔い運転者対象の司法による強制的なカウンセリングの章は省かれてしまっていますが、このようなセッティングでは特にSFAの威力を感じますね。
本題とは関係ないですが、この本で扱われているマリファナ依存の事例、普段からマリファナをきめてハイな状態で仕事に取り組んで居るんだけど、休日に仲間たちとグレートフル・デッドのコンサートでラム酒を1リットル飲み干してへろへろになってまた仕事。こんなところでデッドヘッズ(ってほどでもありませんけど)に出会おうとは思いませんでした。
解決へのステップ―アルコール・薬物乱用へのソリューション・フォーカスト・セラピー | |
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