アメリカ児童相談の歴史 児童福祉から児童精神医学への展開/キャスリーン・W・ジョーンズ

 原題は"Taming The Troublesome Child"。訳者は「問題のある子をおとなしくさせる」と訳しているけれど、シェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」が"Taming of the shrewd" であることからもわかるように"tame"にはもっと強制的なニュアンスがある。「じゃじゃっ子ならし」「問題のある子どもを飼いならす」が近い。

  • p.34 エリック・エリクソン、ヘレン・ドイチュ、フランツ・アレキサンダーら、著名な精神科医たち → ヘレーネ・ドイチュ エリクソンはもちろんサイコロジスト。原文が違うか、訳者が psychoanalysts を psychiatrists と見間違えたか。

アメリカの児童相談の歴史―児童福祉から児童精神医学への展開
アメリカの児童相談の歴史―児童福祉から児童精神医学への展開キャスリーン・W. ジョーンズ Kathleen W. Jones 小野 善郎

明石書店 2005-11
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