PKD博覧会―われわれは、ディックの宇宙に生きている!／アトリエサード

　トーキングヘッズ叢書のフィリップ・K・ディック総特集。雑誌全体にちりばめられたユービックの宣伝が楽しい。ディックの短編二作も掲載。

　邦訳順作品リストは労作だけど、僕が多分小学生の頃、最初に読んだディック作品「にせもの」が掲載されている講談社世界の怪談７「宇宙からきたひる」が抜けていた。といっても、これを読んだときはもちろんディックがなんたるか認識していなくて、ディックと気づくのは高校になって文芸部の課題図書で「逆回りの世界」を知って、ディックにはまり、サンリオ文庫を完全制覇して短編集で「にせもの」に再会したときでした。小説を読んであまり怖いと思うことはない(多分、想像力がないのだ・・・)んだけど、子ども心にもこれは怖かったな・・・・

PKD博覧会―われわれは、ディックの宇宙に生きている!
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