最初の三巻はぴゅん氏が小さい頃読んでいたものがあり、最近残りの三巻を図書館で借りて読みました。有名なシリーズですが、六巻全部読んでいる人は結構少ないのでは?というか、「小さいモモちゃん」が1961年に書かれて、最終巻の「アカネちゃんのなみだの海」が発売されたのが1992年ですから、完結に30年以上かかっています。もう小説として読んでいるか、小さい頃読んでいた人が自分の子どもに読み聞かせて完結を知るか、どっちかのパターンかと思います。
作者の実生活を重ねた本なのですが、やっぱり凄いのは離婚・夫の死別をテーマに挙げていること。二巻目が出ることには離婚していて、その後もデザイン構成は別れた夫が担当しているという複雑な状況。ここら辺の事情は最終巻の後書きに書かれています。最初の挿絵画家さんも途中で亡くなってしまい、後半は絵も現代風に変わっています。
時々、怪談的なお話も含まれていて、死に神の話も怖いですが、へびの話が何と言っても怖いですね。
まだ全シリーズ制覇してないかたは是非どうぞ。
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