氷菓/米澤穂信

 古典部シリーズの第一作。森博嗣がシリーズものはどこから読んでも良いといっているのは、半分セールス・トークではないかと思う。つまり作品に読む順序が設定されれば売り上げが落ちるから。『愚者のエンドロール』(2作目)→『遠回りする雛』(4作目)→『氷菓』(1作目)と読んでしまって、やっぱり発表順に読めば良かったと思った。デビュー作ですでに韜晦と迂遠の米澤趣味が確立されているなと思った。で、次は『クドリャフカの順番』を読む。

氷菓 (角川スニーカー文庫)
氷菓 (角川スニーカー文庫)米澤 穂信

角川書店 2001-10
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