馬車が買いたい!―19世紀パリ・イマジネール/加島茂
フランスってもうほとんど大都市パリとあとは広大な田舎なんだよね。日本の都市であてはめてみるとパリ=名古屋で後は新潟くらいの街しかない。だから近代小説においては主人公がどうやってパリに向かうかで主人公の置かれている経済的状況があきらかになっちゃうわけ。この重要な輸送手段である馬車、ぼくたちにはなじみのない乗り物に関して19世紀文学の広範なテキストから例をあげて解説してくれる本。ありがたいです。
そもそも小説で車の名前を書かれたってよくわかんないんだから、まして馬車のことなんかわかんないよ。
だけど読んでいるとほんと19世紀フランスって階層バブルで、成り上がり主義、差別意識満載でどんどんこの時期の小説から興味が失せる。まあしょうがないけど。
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レオナール・フジタ―私のパリ、私のアトリエ/ポーラ美術館
おー、藤田嗣治がこんなキュビズムな絵を描くんだ、と思ったらピカソだった。タイトルが紛らわしいよ。
やっぱり猫の絵はいいね。
レオナール・フジタ―私のパリ、私のアトリエ | |
ポーラ美術館 東京美術 2011-03 売り上げランキング : 325035 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫) 藤田嗣治―ポストカードブック (ちいさな美術館) 藤田嗣治 本のしごと (集英社新書<ヴィジュアル版>) 藤田嗣治手しごとの家 (集英社新書ヴィジュアル版) 藤田嗣治画文集 「猫の本」 |
ジュサブロー/辻村ジュサブロー
僕らの世代にとっては「新・八犬伝」、「真田十勇士」の人形制作者というイメージですが、結構ゴスでエロティックな人形も作っています。っていうか寺山修司脚本「人魚姫」の舞台美術を宇野亜紀良、人形制作を辻村ジュサブローがやってたりしたんだからあたりまえといえばあたりまえですね。
ジュサブロー | |
辻村 ジュサブロー 同朋舎出版 1994-09-17 売り上げランキング : 216262 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
神々の国とギリシャ正教/中島源房
同じキリスト教でもギリシア正教は光のイメージですね。
トルコの左岸の島々はもうすぐギリシア、キプロスの北部のトルコの軍事的占領とかいろいろ難しそう・・・。キプロスぐぐったら一部はいまだイギリス領とのこと、なかなか複雑なことになっているのですね。
神々の国とギリシャ正教 平和への祈り―中島源房写真集 | |
中島 源房 東方出版 2004-07 売り上げランキング : 1108168 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
インディアン・サーカス―マリー・エレン・マーク写真集
郷愁誘うインドのサーカス。お国柄か軟体アクロバットは得意そう。アクロバットの少年が可愛い。
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Yuichi Ohashi―Works of oil painting/大橋裕一
海生物の絵がいいね。
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大橋 裕一 ART BOXインターナショナル 2000-11 売り上げランキング : 2150919 Amazonで詳しく見るby G-Tools |