本当はこんな歌

本当はこんな歌/町山智浩

 ロックの歌詞の本当の意味をさぐるエッセイ。ちょっとテーマがばらばらすぎて散漫な感じかな。自分の知っている曲が少なかったこともあるけど。
 最初のスクールシュートの16歳の殺人犯を歌ったブームタウン・ラッツの"哀愁のマンディ"、いじめられっ子がみんなの前で自殺したことを歌ったパール・ジャムの"ジェレミー"。ここらへんにテーマを絞って犯罪系の歌でも集めると面白かったかも。
 しかし、フリート・ウッドマックのふたつのカップルを含むメンバー5人がアルバム製作直後に全員離婚、その時に作った歌がそれぞれ別れた相手のことを歌った歌で、その歌がヒットしたから30年間歌い続けるってまるで悪夢。

本当はこんな歌
本当はこんな歌町山 智浩

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2013年10月20日のつぶやき