電波系/根本 敬 村崎 百郎
鬼畜系漫画家根本敬とライター村崎百郎のコラボ本。読む前は統合失調症の人の書いた文章、犯した犯罪などを揶揄する本かと思った。基本的にはそういう本だったが、最初に村崎百郎自らが受信する「電波」体験について語られているのが意外だった。そして本当に精神科受診中の読者に刺殺されて亡くなってしまうとは(心神喪失によって不起訴)。なんて人生。
電波系 | |
根本 敬 村崎 百郎 太田出版 1996-09 売り上げランキング : 294965 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 村崎百郎の本 人生解毒波止場 (幻冬舎文庫) 因果鉄道の旅 (幻冬舎文庫) 危ない1号 (第2巻) 社会派くんがゆく!逆襲編 |
すゞしろ日記 弐/山口晃
奥さまがとってもいいんですよね。著者がダウンでほとんど奥さまが執筆している回もありました。かつてD坂おりたへび道沿いに住んでいたから、「私的谷根千マップ」(谷中根津千駄木)が懐かしかったです。昔は行動範囲が狭かったですね。これでみると芸大も結構近い。この本の出版社、羽鳥書店もD坂登ったあたり、森鴎外邸のあたりなんだね。
すゞしろ日記 弐 | |
山口 晃 羽鳥書店 2013-12-03 売り上げランキング : 40656 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 すゞしろ日記 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義 ヘンな日本美術史 山口晃が描く東京風景―本郷東大界隈 山口晃 大画面作品集 |
ピノッキオみつけた―イタリア・トスカーナ紀行/西森 聡 前之園 幸一郎
ピノッキオが鯨に飲まれるっていうのはディズニーの改変なんだね(ヨナと同一化)、原作では鮫だった。それからピノッキオを捕まえてくれとゼッペットじいさんが叫んでも、誰も助けてくれなかったと思っていたけど、実際は警官が捕まえていた。本書とは関係ないけど、1973年に「びっこの狐」「めくらの猫」という記載で回収しろという運動があったんだね。実際のピノッキオはディズニーでいうジミニー・クリケットを登場早々殺したり(その後は幽霊として復活)、狐と猫に殺されて一旦終わりとか、近世子ども向け教訓物語みたいに殺伐とした話。
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ロゴ モンド LOGO MONDO―アート・ディレクターが選んだHipでCoolなロゴ&タイポグラフィ集/長澤 均 パピエコレ
ロゴとタイポグラフィの本、だけどちょっとだけはいっているガーリーな60年代風イラストがよかったです。
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ジャンブリーズ/エドワード リア エドワード ゴーリー
ふたりのエドワード ふたりともどくしん はげあたま めがねにあごひげ ねこずきだ
ジャンブリーズ | |
エドワード リア エドワード ゴーリー 河出書房新社 2007-11 売り上げランキング : 97308 Amazonで詳しく見るby G-Tools |