Rock Me

中学の時にPink Floyd、Yes、King Crimson など聞き始めたのがロックとのであい。"Close to the Edge / Yes" や "Red / King Crimson" の歌詞をノートに書いて英語の勉強をしたっけ。 最初に買ったアルバムは "The Dark Side of The Moon / Pink Floyd"。ちょうど "The Wall" がでた頃だった。冷たい狂気の光に魅せられたけど、ファースト・アルバム "Piper at the Gate of Dawn" で初代ヴォーカルの Syd Barrett にぶつかってそんなのは吹っ飛んだ。きらびやかな音とソロの写真の目に吸い込まれそうになった。新宿のエジソンかどっかのレコード屋Pink Floyd with Syd Barrett のピクチャー・ブートレグが売っていて欲しかったけど、確か2万円くらいの値が付いていて手がでなかったけど、後にピクチャー版でないものを購入。以来、Twink がドラムの Stars 、発売されなかった Single、Peel Sessions など聞ける限りのものを集めてる。
 一時期パンクに走って、クリムゾンのレコード全部売ってしまったが、基本的にプログレは好きで、初期Soft Machine(デビッド・アレンがギターをひいてるやつ)、カーブド・エアー、ハイ・タイド(サイモン・ハウスのヴァイオリン)などが好き。ダダ、新月、アイン・ソフ、アウター・リミッツ、観世音などマイナーな日本のプログレなどもよく聞いた。阿木譲がFMで流した天地創造(アイン・ソフの前身)、だててんりゅう、飢餓同盟(ダダの前身)なんかのテープは今はどこにいっちゃったろう。フールズ・メイトで知った美狂乱などは高校の時にカセット抱えて吉祥寺のシルバー・エレファントまで見に行った。(須磨さんはMCはやめたほうがよかった)
 ユーロ・ロックもオザンナ、アトール、マグマ、ゴブリンといろいろ聞いたが、やっぱりジャーマン・ロックの重さが好きで、カン、アモン・デュール1&2、アシュラ・テンペル、ノイ、タンジェリン・ドリームファウストなどが好きだった。
 友達の影響でパンク・ロックを聴く。(最初は多分、パティ・スミスルー・リードのカヴァーをやっていたライヴ)セックス・ピストルズなんかを聴くのはずーっと後のこと。イギリスものはダムドのはちゃめちゃさが好きだった。セックス(フールズの前身)、自殺(山口冨士夫のカヴァー)、Mr.カイト、フリクション、ツネマツ・マサトシ、アーント・サリーPhew)、イヌ(町田町蔵町田康)といった日本のパンクを聞く。向こうのパンクはパティ・スミスリチャード・ヘル、ネオン・ボーイズといったニューヨークのもの。遡ってベルベット・アンダーグラウンドルー・リード。ストゥージーズ、MC5。ニコのライブみにいったな。(ご冥福をお祈りします)「テレビジョン」はバーラインなんて名前のセンスが気に入らなかったけど、1stのデモテープはラフな感じでよかった。テクノ・ポップがはやって、中学の学祭でヒカシューのコピーなんかをやった。
 高校時代は熊谷で過ごしたんだけど、近くの中古レコード屋で ジャックスの「からっぽの世界」を500円で買ったときはうれしかった。モップス鈴木ヒロミツのサイケ・バンド)などの有名どころから、ザ・ダイナマイツ山口冨士夫 ウオーキング・ザ・ドッグにぶっとぶ)、デ・スーナーズ(フィリピン人バンド、ジミヘンのコピー)などB級GSはひととおりおさえたかな。新しくできた古本屋にHeavenの前身雑誌のJamを見つけてびっくりしたけど、店主の好みがマイナー過ぎてあっというまにつぶれちゃった。
 最初に見たライブは何だっただろう?前橋にスターリンが来た時かな。それとも法政大学でみた水玉消防団か。吉野大作&プロスティテュート、灰野敬二絶対零度、タコなど見たのを覚えている。タコのレコードにはいっていたガセネタの「宇宙人の春」が衝撃的だった。
裸のラリーズを東京に見に行って、帰れなくなって映画館で寝た。轟音で耳がずーっと鳴っていた。村八分のレコード聞いたときも、最初はただのロックンロールじゃないかと思った。だから山口冨士夫 の "Ride On" も最初聴いたときはよくわからなかった。ライブを見にいったのは、ラリーズにいたからという神話めいたものに惹かれたからだったが、結局ただのR&Rに打ちのめされて、数十回も足を運ぶことになった。やっぱり、ティアドロップスよりタンブリングスの時のほうがよかった。再結成村八分で最初にやったカヴァーの曲は何て言うんだろう。誰か教えて。鮎川とのセッションも忘れられない。町田町蔵&連続射殺魔のライブを見に行ったとき、対バンがフールズだったが、なぜか急遽来られなくなって別のバンドの演奏を聴いた。今思うと、たぶんぱくられて来れなかったんだろうと思う。
友達のAくんに教えてもらってニューヨーク・ドールズジョニー・サンダースを聞き、初来日の時は何度も足を運んだ。クロコでルースターズの花田とのセッションを見たときは握手してもらった。山口冨士夫忌野清志郎とのセッションも見た。(ご冥福をお祈りいたします)ウィルコ・ジョンソン、Dr・フィールグッド見に行ったのもこのころ。「ゴッド」もゴッド・アウト、ゴッド&ヒップス、再びゴッドと名前が変わるたんびに見に行った。(祝!復活)
ストーンズとか聴くようになったのは比較的遅く、バンドを始めた頃からかな。ブライアン・ジョーンズシタールとかが好きで、(ベナレスまで行ってシタールを抱えて帰った)ミック&キースのメジャー路線はあんまり好きじゃなかった。ゼア・サタニック・マジェスティーズ・リクエストは繰り返しきいた。でもだんだんミック・テイラーの頃のは好きになった。ナスティー・ミュージックとかね。
サイケデリック・ロックにもだいぶはまって、最初はドアーズ、ジェファーソン・エアプレーンといったメジャーなものからロック・マガジンのバイブルなど参考に、1万円以上もしたロッキー・エリクソンの13thフロアー・エレベータズ、レイ・ステファン(間章ふう)のブルー・チアー、ミック・ファレンのディービアンツ(なんと来日した)、ピンク・フェアリーズ、トゥインク、バブル・パピー、ESPレーベルのクロマニヨン、ゴッズ、チャールズ・マンソン、パティ・ウオーターズなど小遣いをつぎ込んだ。
90年代はブラインド・メロン、パール・ジャム、ニルバーナなんかを聞いている。プログレだったらアネクドテンがよい。日本だったらゆらゆら帝国、かかし、チェルシィ、DMBQ、思い出波止場、Mostなど。