茶色の朝/フランク・パヴロフ ヴィンセント・ギャロ 高橋哲也
「臨床心理学という近代」の後書きを見て、読んでみました。
フランスの大統領選挙で極右政党の候補が決選投票でシラク大統領の対抗馬になったときに出版された反ファシズムの寓意の物語です。
映画「バッファロー’66」のヴィンセント・ギャロが絵を描いててびっくりしました。
だけど、反極右という政策を冷静な事実の指摘を通じてでなく、マスメディアを通じて寓意や単純化によって広めるというのは、ゲッペルスが共産主義者をスケープゴートにしてプロパガンダを広めていくのと同様の手法ですよね。なんだか複雑な気持ちになります。
茶色の朝 | |
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