絶版のようです。金谷武洋先生の本のレファランスでみて読んでみました。ロッキングオン同人の岩谷さんによる英語を通じた日本語論。一部時代を感じさせるものの
日本独特の、ものごとを関係相においてとらえ、すべて「事」化していく思考(志向)
が面白いです。
精神分析でいえば対象関係希求性(
フェアバーン)、他者のまなざし(
ラカン)っていうことだけど、日本人がこういうことにわざわざありがたがってみせるのはほんとにば
からしいと思います。英語を通じた日本語論っていうのが、なんだか
内田樹先生の「街場の
アメリカ論」を思い出させました。