同人誌・幻影城の時代

 70年代の終わりに探偵小説専門誌「幻影城」というマニアックな雑誌が発行されていました。戦前の探偵小説、幻想小説を発掘したり、新人の登用にも力を入れ、竹本健治栗本薫泡坂妻夫連城三紀彦田中芳樹(当時は李家豊)というそうそうたる面々がデビューしたのでした。僕も終刊間際の頃には定期購読しており、新人賞評論部門に応募したりしていました。残念ながら創刊号から通販で購入したものと定期購読を始めた間に数冊抜けがあるのですけど、実家にだいたいバックナンバーはそろっています。
 本日の読売新聞にこの幻影城に関する同人誌が出版されたという記事を見て、あわてて取り扱い書店に電話をかけまくり、5件目(ジュンク堂新宿書店)にしてゲット。近々 bk1 で20冊だけ販売されるようですが、買い損ねそうなので・・・表紙も当時のものの雰囲気が再現されていていて、到着するのが楽しみです。

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