なぜか夢分析って男性セラピスト/女性クライアントという組み合わせが多いような気がします。
超越性って言葉が出てくると、なんだかセラピストが神官のような気がして、クライアントより超越的なもののほう見てるんじゃないの・・・という気がしてきて苦手なのですが、著者は夢を現実の反映、過去の体験、転移的反応、超越的なものという多次元から見ているので、受け止めやすかったです。
筆者もショックだと書いてましたが、驚いたのは「エリクソンの人生」に書かれているというエリク・エリクソンのエピソード。彼の四番目の子どものニールはダウン症だったけれど、エリクソンは施設に預けたきり一度も家に連れ帰ることもなく、彼の死を聞いたときもヨーロッパ旅行から帰国することもなかったということ・・・・エリクソン夫婦はニールが生まれない方がよかったと考えていたこと・・・・
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