自傷行為治療ガイド/B.W.ウォルシュ

 行動療法とスピリチュアリティの奇妙な出会い、弁証法的行動療法による自傷行為治療のガイドライン。呼吸法なども取り入れ、対処法に焦点を当てています。
 個人的には、身体切断とかいったヘビーな自傷行為の章は割愛されている抄訳なんだけれど(最もヘビーな部分が split-off されているという変な連想が浮かぶ)、それでも奥歯さんが書いていた蜈蚣Melibeとかそういう人体改造の世界を連想しちゃって苦しかった。

  • p.43 こういった行為がはらんでいる危険は、状況的なものではなく、もっと具体的なものである。 → (原文不明でわからんけど situational と concrete だとしたら) 状況に左右されるものではなく、もっと本質的なものである。
  • p.64 女性たちは毛を引き抜き、腹帯を巻き、 → (腹帯がおかしい。文脈からすると自傷行為でないとまずい。腹帯=harness だったら) SMの拘束具を身にまとい
  • p.83 カンパマゼピン → カルバマゼピン 

自傷行為治療ガイド
自傷行為治療ガイドB.W.ウォルシュ 松本 俊彦

金剛出版 2007-03-15
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