【購入数】★★
講演に大幅な加筆を加えたもので、読みやすいです。ラカン、コフート、クライン、ビオンなどの精神分析概念を通してひきこもりについて考察しています。
著者が前から書いている去勢の肯定的な意味というのがいまいちわからなかったのですが、この本を読んで明確になりました。父になることを断念し、にせのペニスであるファルスに同一化し、実体ならぬ象徴表現の世界に参入するということ。これをひきこもり問題での諦念に重ねているわけですね。
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講演に大幅な加筆を加えたもので、読みやすいです。ラカン、コフート、クライン、ビオンなどの精神分析概念を通してひきこもりについて考察しています。
著者が前から書いている去勢の肯定的な意味というのがいまいちわからなかったのですが、この本を読んで明確になりました。父になることを断念し、にせのペニスであるファルスに同一化し、実体ならぬ象徴表現の世界に参入するということ。これをひきこもり問題での諦念に重ねているわけですね。